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藤枝静男随筆集(講談社文芸文庫 ふB4)  277p 2011

藤枝 静男  著

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価格 \1,980(税込)         

発行年月 2011年01月
出版社/提供元
言語 日本語
媒体 冊子
ページ数/巻数 277p
大きさ 16cm
ジャンル 和書/人文科学/文学/日本文学
ISBN 9784062901116
商品コード 1000038545
NDC分類 914.6
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参照
https://kw.maruzen.co.jp/ims/itemDetail.html?itmCd=1000038545

内容

自伝的随筆から骨董論まで、創作と人生の全てを語るーー旧制八高時代からの親友、平野謙、本多秋五との交友、生涯の師となる志賀直哉を訪ねた奈良旅行、最初の作品を「近代文学」に発表する経緯など……小説家・藤枝静男の誕生から、医師であり作家であることの心構え、骨董へのこだわり、晩年の心境まで――私小説に特異な新境地を切り開いた藤枝文学のエッセンスとともに、剛毅木訥なるひとがらとその人生を知るための精選随筆集。
◎堀江敏幸 どの頁にも、彼の小説に直結する「不合理な逆遠近法」の、残酷で滑稽な悲しみがあふれている。最後の一篇「妻の遺骨」で、妻の骨と石をまちがえて掘り出す場面は、自叙伝的な記述の性質とはまたべつの意味で遠近の狂った、しかも正しい眼の紡ぎ出したものとして、あるいは「鼻紙にくるんで胸ポケットにしまった」小さな骨のようなものとして、ながく読者の心に刻まれるだろう。――<「解説」より>

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