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読書清遊~富士川英郎随筆選~(講談社文芸文庫 ふL1)

富士川 英郎  著

高橋 英夫  編
 品切
       
価格 \1,650(税込)         

発行年月 2011年06月
出版社/提供元
言語 日本語
媒体 冊子
ページ数/巻数 285p
大きさ 16cm
ジャンル 和書/人文科学/文学/日本文学
ISBN 9784062901246
商品コード 1002747481
NDC分類 914.6
本の性格 学術書/学生用
新刊案内掲載月 2011年07月4週
書評掲載誌 毎日新聞 2011/08/07、日本経済新聞 2012/03/04
商品URL
参照
https://kw.maruzen.co.jp/ims/itemDetail.html?itmCd=1002747481

内容

詩を愛し本に遊ぶ最後の文人学者 富士川英郎の高雅な世界

独文学者が五十代半ば過ぎて著した『江戸後期の詩人たち』。日本に漢詩人ありと知らしめ、読書界を驚倒させた著者が、以後堰を切って上梓した文学随想から二九篇と詩三篇を精選。リルケ、ゲーテらドイツの詩人、菅茶山始め江戸漢詩人と並び、幼い頃、市電で乗り合わせた「神采奕々」の老紳士森鴎外を追想する「父富士川游のこと」、愛してやまぬ萩原朔太郎を語る「郷愁の詩人」など、“最後の文人学者”富士川の悠々闊達な世界。

高橋英夫
文人の拠って立つ詩、詩文と、学者の拠りどころ学問とは、近くもあるが隔り、ずれもある。次元が違うともいえよう。ところが僅かな幾刻か、微妙なタイミングによってなのか、詩文と学問とが重なり合うことがときどきある。ただ、重なりによって濁りは生ぜず、結ぼれがほどけたような晴れ晴れとした気圏がそこに拡がる。そういう気圏を感知し、その気圏の中に立ちつくす人、それが文人学者であろう。――<「解説」より>

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