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書評掲載

大阪文学名作選(講談社文芸文庫 とA9)

川端 康成, 折口 信夫, 宇野 浩二, 武田 麟太郎, 小野 十三郎, 織田 作之助, 山崎 豊子, 庄野 潤三, 河野 多惠子, 野坂 昭如, 阪田 寛夫  著

富岡 多惠子  編
 品切
       
価格 \1,540(税込)         

発行年月 2011年11月
出版社/提供元
言語 日本語
媒体 冊子
ページ数/巻数 346p
大きさ 16cm
ジャンル 和書/人文科学/文学/日本文学
ISBN 9784062901406
商品コード 1004867581
NDC分類 913.68
基本件名 小説(日本)-小説集
書評掲載誌 読売新聞 2011/12/11
商品URL
参照
https://kw.maruzen.co.jp/ims/itemDetail.html?itmCd=1004867581

内容

笑いの底に強靱な批評精神を秘め 愛しき人の世をリアルに描く名品十一

西鶴、近松から脈々と連なる大阪文学は、ユーモアの陰に鋭い批評性を秘め、色と欲に翻弄される愛しき人の世をリアルに描く。川端康成「十六歳の日記」、折口信夫「身毒丸」、宇野浩二「子の来歴」、武田麟太郎「井原西鶴」、織田作之助「木の都」、庄野潤三「相客」、河野多惠子「みち潮」、野坂昭如「浣腸とマリア」、小野十三郎「大阪」(抄)、山崎豊子「船場狂い」、阪田寛夫「わが町」(抄)の名品十一。

富岡多惠子
現在までのところ、近松資料館、西鶴文学館のごときものが大阪市内にあるとは聞かない。まして近代文学に関しては推して知るべしというところで(中略)この手の大阪の「つれなさ」は冷淡とはちがって、どこか含羞とつながっていないだろうか。文芸、文学というのは「もっともらしい」ことを嫌うはずだ、それを「もっともらしい」エライものにしてしまっては――という気持があるのかもしれぬ。――<「解説」より>

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