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亡き母や(講談社文芸文庫 あA7)

阿川 弘之  著

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発行年月 2012年02月
出版社/提供元
言語 日本語
媒体 冊子
ページ数/巻数 263p
大きさ 16cm
ジャンル 和書/人文科学/文学/日本文学
ISBN 9784062901499
商品コード 1008272785
NDC分類 913.6
商品URL
参照
https://kw.maruzen.co.jp/ims/itemDetail.html?itmCd=1008272785

内容

歳月の流れの中で見送ってきた人々。母を語り、父を語り、そして自らの人生を見つめる。いつしか別離の繰り返しとしての家族史・・・。おかしみを湛えながらも、芳醇な文章で綴った阿川弘之の自伝的到達点。作家の、肉親への、哀惜を込めた長篇小説。


母を思い父を語り、自らの原点をさぐる長篇小説。

歳月の流れの中で見送ってきた人々。母を語り、父を語り、そして自らの人生を見つめる。阿川弘之の過去、現在、未来は、いつしか別離の繰り返しとしての家族史となる。おかしみを湛えながらも、芳醇な文章で綴った著者の自伝的到達点。作家の肉親への哀惜をこめた長編小説。

小山鉄郎
これら阿川家の息子・娘の癇癪の遺伝子に接してだろうか。自分の癇癪持ちは「独自の個性でも何でもなく、単に亡母の遺伝子をそっくり受け継いでいるだけではないか」と阿川さんは思うようになってきた。「このけったいな遺伝子の出所を調べてみたい」と思って書かれたのが、この家族小説である。――<「解説」より>

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