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中国春画論序説(講談社学術文庫) 

中野 美代子  著

 品切
       
価格 \1,265(税込)         

発行年月 2010年08月
出版社/提供元
言語 日本語
媒体 冊子
ページ数/巻数 354p
大きさ 15
ジャンル 和書/人文科学/芸術
ISBN 9784062920070
商品コード 0110066249
NDC分類 722.2
基本件名 中国画
本の性格 学生用
新刊案内掲載月 2010年09月3週
商品URL
参照
https://kw.maruzen.co.jp/ims/itemDetail.html?itmCd=0110066249

内容

中国は「開放的」、日本は「褻視的」である
風水・タオが教える「気」の満ちた空間での情交を夢みた中国人の身体観・宇宙観・肉麻観を読み解く

身体よりも象徴に、絵よりも文字に、性器よりも行為に、肉が麻(むずむず)する中国的感性は、独特の春画世界を創出した。屋外風の場所で、無表情(ニル・アドミラリ)かつ性差不明の男女が交合するのだ。老荘思想、房中術、煉丹術、園林術、纏足愛好、怪異趣味などが織りなす中国春画の不思議な文法(グラマー)とは? 日本、インド、西欧の春画との縦横な比較で、中国的快楽の源泉を探る。

中国美術でいうところの絵画、すなわち山水画、花鳥画、人物画などに、それぞれのグラマーがあるように、「低俗」な春画にもまた、しかるべきグラマーがあるはずだ。グラマーとは、たとえば「中国の山水画には絶えて地平線が引かれたことはない」といった素朴な基本原理(グラマー)のことである。そのグラマーのキーワードは、庭園と肉体にあると、私はかねてから考え、すこしずつ書いてもいた。それらの考えを新たに再構成し、書きおろしたのが本書である。――<「あとがき」より抜粋>

※本書の原本『肉麻図譜 中国春画論序説』は2001年、作品社から刊行されました。

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