ホーム > 商品詳細

書評掲載
丸善のおすすめ度

百代の過客~日記にみる日本人~(講談社学術文庫 2078)

ドナルド・キーン  著

金関 寿夫  翻訳
在庫状況 有り  お届け予定日 3~4日  数量 冊 

発行年月 2011年10月
出版社/提供元
言語 日本語
媒体 冊子
ページ数/巻数 632p
大きさ 15cm
ジャンル 和書/人文科学/文学/日本文学
ISBN 9784062920780
商品コード 1004107406
NDC分類 915
基本件名 日記文学
本の性格 学生用
新刊案内掲載月 2011年11月3週
書評掲載誌 読売新聞 2011/11/13、朝日新聞 2019/03/30
商品URL
参照
https://kw.maruzen.co.jp/ims/itemDetail.html?itmCd=1004107406

内容

円仁、貫之、孝標女、定家、宗祇、芭蕉、そして名もなき旅の遊女がつづった日記――
数百年の時をこえて「永遠の旅人」の声が聞こえる
読売文学賞・日本文学大賞 受賞作

日本人にとって日記とはなにか。平安時代の『入唐求法巡礼行記』『土佐日記』から江戸時代の『野ざらし紀行』『笈の小文』『奥の細道』まで、八十編におよぶ日記文学作品の精緻な読解を通し、千年におよぶ日本人像を活写。日本文学の系譜が日記文学にあることを看破し、その独自性と豊かさを探究した、日本文化論・日本文学史研究に屹立する不朽の名著。

そもそも私が日記に心を向けたのは、(中略)今日私が知る日本人と、いささかでも似通った人間を、過去の著作の中に見いだす喜びのためだったのである。最もすぐれた日記は、その作者を最もよく表し、逆に最もつまらぬ日記は、先人の詩歌や日記から学んだ歌枕の伝統を、ただいたずらに繰り返すのみである。日本人はいにしえより今日に至るまで、読書によって知悉する風景を己自身の目で確かめ、所の名物を己も口にすることに、格別の喜びを抱いてきた。――<本書「終わりに」より>

※本書は、1984年に朝日新聞社より刊行された同名の書籍の上下巻を合本にしたものです。

目次

カート

カートに商品は入っていません。