丸善のおすすめ度
二人であることの病い~パラノイアと言語~(講談社学術文庫 2089)
ジャック・ラカン
著
宮本 忠雄,
関 忠盛
翻訳
発行年月 |
2011年12月 |
---|
|
|
言語 |
日本語 |
---|
媒体 |
冊子 |
---|
|
|
ページ数/巻数 |
185p |
---|
大きさ |
15cm |
---|
|
ジャンル |
和書/生命科学、医学、農学/神経・精神科学/神経・精神疾患 |
---|
|
|
ISBN |
9784062920896 |
---|
|
商品コード |
1007594813 |
---|
NDC分類 |
493.76 |
---|
|
|
本の性格 |
学術書 |
---|
|
新刊案内掲載月 |
2012年01月4週 |
---|
|
商品URL
| https://kw.maruzen.co.jp/ims/itemDetail.html?itmCd=1007594813 |
---|
内容
フロイト精神分析を構造主義的に発展させ、20世紀の思想潮流にあって、確固たる地位を占めたラカン。本書は、ラカン最初期の1930年代に発表された五篇の論考を収録。「症例エメ」「≪吹き込まれた≫手記」「パラノイア性犯罪の動機」の三篇は、症例報告の記録性があり、明澄ですらある。現代思想の巨人の哲学の出発点を探るための必読書である。
巨人の思想の原点に触れる
「症例エメ」他、読み易い初期論文5篇を収録!!
フロイト精神分析を構造主義的に発展させ、20世紀の思想潮流にあって、確固たる地位を占めたラカン。本書は、ラカン最初期の1930年代に発表された五篇の論考を収録。「症例エメ」「≪吹き込まれた≫手記」「パラノイア性犯罪の動機」の三篇は、症例報告の記録性があり、明澄ですらある。現代思想の巨人の哲学の出発点を探るための必読書である。
フランスの伝統的な精神医学のほか、ヤスパース、クレッチマー、フロイトなど、ドイツ語圏の文献を盛んに読んでおり、精神分析よりは現象学の明晰さに親和性を感じていた跡が論文にも窺えて、それゆえ、後年の、ラディカルなフロイト主義者としてのあのラカンには辟易する人でも、興味をもって読みとおしていただけるものと期待している。――<「訳者まえがき」より>
※本書の原本は、1984年、朝日出版社より刊行されました。