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道徳感情論(講談社学術文庫 2176)

アダム・スミス  著

高 哲男  翻訳
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価格 \2,321(税込)         

発行年月 2013年06月
出版社/提供元
言語 日本語
媒体 冊子
ページ数/巻数 697p
大きさ 15cm
ジャンル 和書/人文科学/哲学/倫理・道徳
ISBN 9784062921763
商品コード 1013123700
NDC分類 150
基本件名 道徳
本の性格 学生用
書評掲載誌 読売新聞 2013/08/04、日本経済新聞 2016/03/13、日本経済新聞 2023/06/03
商品URL
参照
https://kw.maruzen.co.jp/ims/itemDetail.html?itmCd=1013123700

内容

アダム・スミスの二大著作の一冊が『道徳感情論』(1759)です。本書こそが主著で、『国富論』はその副産物だったのです。個人とは「共感」能力を持ち、様々な「激情」を持っています。利己的であったり、社会的であったり、憤ったり、感謝したりします。スミスはこういった個人の心に「義務」「道徳」を確立して、新しい社会と人間のあり方を探りました。近代社会の原理を知るための必読書が読み易い新訳で登場!


『国富論』より重要なスミスの名著が、読みやすい訳文で登場!
調和ある社会の原動力とは何か?
鋭い観察眼・深い洞察力と圧倒的な例証により、個人の心理と社会の関係を解明した傑作!

調和ある社会構成の根幹に、個人の自己愛・自己利益の追求に加えて、「共感」を据えた。そして社会では、適合的な行為が是認され、非適合的な行為が否認されることにより、規則が誕生する。人間が社会的に是認された行為規範を遵守する努力によって、徳のある社会が実現するのだ。最高の啓蒙思想家が、生涯をかけて著した不朽の社会論は今なお光を放つ。

道徳の原動力について論じる場合、考察されるべき問題は二つある。第一に、徳はどこに存在するのか? すなわち、優れていて、賞賛に値する特徴となる、気分の調子や行為の傾向とは、いったいどのようなものか? そして第二に、それが何であろうと、このような特徴が我々に推奨されるのは、心のなかにあるどのような能力や機能によってであるか? 言い換えるなら、心が、ある傾向の行為を他のものよりも好み、一方を正しいと呼び、他方を間違いと呼ぶことになってしまうのはどうしてであり、またどのような手段によるのか?(本文[VII. i.2]より)

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