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中央アジア・蒙古旅行記(講談社学術文庫 2374)

カルピニ, ルブルク  著

護 雅夫  翻訳
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価格 \1,463(税込)         

発行年月 2016年06月
出版社/提供元
言語 日本語
媒体 冊子
ページ数/巻数 445p
大きさ 15cm
ジャンル 和書/人文科学/地理学/地誌・紀行
ISBN 9784062923743
商品コード 1020726162
NDC分類 292.26
基本件名 モンゴル-紀行・案内記
本の性格 学生用
新刊案内掲載月 2016年07月4週
書評掲載誌 産経新聞 2016/07/03
商品URL
参照
https://kw.maruzen.co.jp/ims/itemDetail.html?itmCd=1020726162

著者紹介

カルピニ(著者):1182年頃~1252年。
イタリア生まれのフランシスコ会修道士。教皇インノケンチウス4世の命を受け、モンゴルを目指す。新帝グユクに謁見。
ルブルク(著者):1220年頃~1293年頃。
フランス生まれのフランシスコ会修道士。フランス王ルイ9世の書簡を携え、モンケ・カンの本営を訪問した。
護 雅夫(翻訳):1921年生まれ。東京帝国大学文学部卒業。東京大学教授、日本大学教授を歴任。『古代トルコ民族史研究』で日本学士院賞を受賞。アンカラ大学日本語科設立に尽力。著書に『遊牧民族国家』『古代遊牧帝国』などがある。1996年没。

内容

13世紀の中頃、ヨーロッパ人が相次いでモンゴリアの奥深く入っていった。教皇インノケンチウス4世の命を受け、あるいはルイ9世の書簡を携えて、「地獄(タルタルス)の住人」の地へと中央アジアの乾燥帯を苦難と危険を道連れに歩みゆく修道士たち。勢力を西へ拡大中のモンゴル帝国で、また本営カラコルムで、彼らは何を見、誰に会い、どんな宗教や風俗に触れたのか。2人の修道士それぞれの見聞記。


13世紀中頃、チンギスから、オゴデイ、グユク、モンケとモンゴルが中央アジアへ拡張していく世界情勢のなか、ヨーロッパでは危機感とともに東方への関心が増大、教皇やフランス王が何回か使節団を派遣した。
中でもカルピニのジョンとルブルクのウィリアムは、その旅行記とともに歴史に大きな名を刻んでいる。
教皇インノケンチウス4世の使節としてカラコルムに到達、モンゴル新帝グユクの即位式に立ち会う幸運に恵まれたジョン。ルイ9世の書簡を携え伝道者としてさまざまな民族に出会いながら最終的に皇帝モンケに面会したウィリアム。二人が残した報告書は、元朝を開く前のモンゴル、中央アジアのステップや砂漠を疾駆する遊牧帝国モンゴルの実情をリアルに伝える一級史料となっている。

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