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日本列島の下では何が起きているのか~列島誕生から地震・火山噴火のメカニズムまで~(ブルーバックス B-2075)

中島 淳一  著

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価格 \1,210(税込)         

発行年月 2018年10月
出版社/提供元
言語 日本語
媒体 冊子
ページ数/巻数 295p
大きさ 18cm
ジャンル 和書/理工学/地球科学/地質学、鉱物学
ISBN 9784065135211
商品コード 1028392974
NDC分類 455.1
基本件名 地質-日本
本の性格 学生用
新刊案内掲載月 2018年12月1週
商品URL
参照
https://kw.maruzen.co.jp/ims/itemDetail.html?itmCd=1028392974

著者紹介

中島 淳一(著者):1976年茨城県生まれ。1994年東北大学理学部物理系入学。2003年東北大学大学院理学研究科地球物理学専攻博士課程修了。博士(理学)。東北大学地震・噴火予知研究観測センター助教、准教授を経て、現在、東京工業大学理学院地球惑星科学系教授。専門は地震学で、おもな研究対象は沈み込み帯の地震・火山テクトニクス。著書に『弾性体力学――変形の物理を理解するために』(共立出版,共著)がある。

内容

日本列島はつねに火山と地震の活動に見舞われてきた。私たちが地表で観察する数々の地学現象は、地球深部で起こる「何か」に由来する。地球科学者はその「何か」を特定すべく努力を続けてきた。列島の地学現象のすべてが、「水」によって結びつくことが明らかにされつつある。日本のトップランナーが、現代地球科学の基礎となるプレートテクトニクスから、最新の成果である地球内部の水の動きまでを徹底的に解説する。


地震学界のトップランナーが、現代地球科学の基礎となるプレートテクトニクス、日本列島の成り立ち、地球内部の水が関わる沈み込み帯の地震・火山活動のメカニズムを徹底的に解説する!

・おもな内容
プロローグ 沈み込み帯に生まれて――変動し続ける日本列島
第1章 プレートテクトニクス入門――地球を理解するための第一歩
第2章 地球内部を視る方法――地球の大構造とプレートの運動
第3章 日本列島ができるまで
第4章 日本列島の下には何があるか?
第5章 プレートの沈み込みと水
第6章 プレート収束境界で何が起こっているか?
第7章 沈み込むプレート内で何が起こっているか?
第8章 火山の下で何が起こっているか?
第9章 内陸地殻で何が起こっているか?
第10章 関東地方の地下で何が起こっているか?

・日本列島を特徴づける「沈み込み」
日本列島は海のプレートが陸のプレートの下に沈み込む場所、「沈み込み帯」に位置している。プレートの沈み込みという現象が、長い時間をかけて日本列島を形成したからだ。2つの海のプレート(太平洋プレートとフィリピン海プレート)は、現在もその上の日本列島に変動を引き起こしている。
もちろん、地震と火山の活動もプレートの沈み込みと関係する。私たちが目にする地表の変化の原因は、地球の深部(プレートとプレートの境界、沈み込んだプレートの内部、あるいは陸のプレートと海のプレートに挟まれたマントル)にある。

・沈み込み帯を理解するためのカギ――水
地球科学者たちは、沈み込み帯の変動の統一的な理解に挑んでいる。近年、地球内部に存在する「水」が、あらゆる地震と火山活動に関わっていることがわかってきた。
そもそも、なぜ地球内部に水があるのだろうか? 水はどのようにして地震と火山を引き起こすのか? 本書では、水をキーワードにして、沈み込み帯全体の「からくり」を解説する。

・関東地方の下では……
関東地方は東北や西南日本と違って、2つの海洋プレートが重なりながら沈み込んでいる。このような沈み込み帯は世界でも珍しく、謎が多い。最新の研究成果(水とスロースリップの関係)もまじえて、明らかになってきた関東地方下の現象を解説する。

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