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シルクロード世界史(講談社選書メチエ 733)

森安 孝夫  著

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価格 \1,815(税込)         

発行年月 2020年09月
出版社/提供元
言語 日本語
媒体 冊子
ページ数/巻数 229p
大きさ 19cm
ジャンル 和書/人文科学/歴史学/アジア・オセアニア史
ISBN 9784065208915
商品コード 1031965989
NDC分類 220
基本件名 シルクロード
本の性格 学生用
新刊案内掲載月 2020年10月3週
書評掲載誌 朝日新聞 2020/10/10、日本経済新聞 2020/10/31
商品URL
参照
https://kw.maruzen.co.jp/ims/itemDetail.html?itmCd=1031965989

著者紹介

森安 孝夫(著者):1948年福井県生まれ。東京大学文学部卒業。同大学院在学中に、フランス政府給費留学生としてパリ留学。金沢大学助教授、大阪大学教授、近畿大学特任教授などを経て、現在、公益財団法人東洋文庫監事・研究員、大阪大学名誉教授。博士(文学)。おもな著書に『興亡の世界史05 シルクロードと唐帝国』(講談社)、『ウイグル=マニ教史の研究』(大阪大学文学部紀要)、『東西ウイグルと中央ユーラシア』(名古屋大学出版会)、編著書に『中央アジア出土文物論叢』(朋友書店)、『ソグドからウイグルへ――シルクロード東部の民族と文化の交流』(汲古書院)ほか。

内容

かつて、「歴史」を必要としたのは権力者だった。権力者は自らの支配を正当化するために歴史を書かせた。歴史家は往々にして、権力者に奉仕する者だったのである。しかし、近代歴史学の使命は、権力を監視し、批判することにこそある。近代世界の覇権を握った西洋文明を相対化し、西洋中心史観と中華主義からの脱却を訴える、白熱の世界史講座。
近代以前の世界では、中央ユーラシア諸民族の動向が、歴史を動かしていた。騎馬遊牧民はどのように登場し、その機動力と経済力は、いかに周辺諸国家に浸透していったのか。シルクロードのネットワークを媒介とした「前近代世界システム論」とは。ソグド人やウイグル人のキャラバン交易や、キリスト教の最大のライバルだったマニ教の動向などを、ユーラシア各地に残る古文書、石碑の読解から得たオリジナルな研究成果をもとに解明していく。そこから見えてくるのは、あらゆるモノは歴史的所産であり、文化・言語・思想から、政治・経済活動まで、すべては変化し混ざり合って生み出され、純粋な民族文化や普遍的な国家など存在しない、という真実である。さらに、近年日本で発見されて世界的な注目を浴びるマニ教絵画から、日本伝来の史料で明らかになるシルクロードの実像まで。「興亡の世界史」シリーズ最大の話題作『シルクロードと唐帝国』の著者による、待望の書下ろし。

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