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ポジティブ心理学~科学的メンタル・ウェルネス入門~(講談社選書メチエ 742)
小林 正弥
著
発行年月 |
2021年01月 |
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言語 |
日本語 |
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媒体 |
冊子 |
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ページ数/巻数 |
301p |
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大きさ |
19cm |
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ジャンル |
和書/人文科学/心理学/心理学史・心理学理論 |
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ISBN |
9784065222300 |
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商品コード |
1032609744 |
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NDC分類 |
140 |
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本の性格 |
学生用 |
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新刊案内掲載月 |
2021年02月2週 |
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商品URL
| https://kw.maruzen.co.jp/ims/itemDetail.html?itmCd=1032609744 |
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著者紹介
小林 正弥(著者):1963年東京都生まれ。千葉大学大学院社会科学研究院教授。慶應義塾大学大学院システムデザイン・マネジメント研究科特別招聘教授。専門は、政治哲学、公共哲学、比較政治学。
著書に、『非戦の哲学』(ちくま新書)、『友愛革命は可能か――公共哲学から考える』『サンデルの政治哲学――〈正義〉とは何か』(以上、平凡社新書)、『対話型講義――原発と正義』(光文社新書)、『日本版白熱教室 サンデルにならって正義を考えよう』(文春新書)、『アリストテレスの人生相談』(講談社)、『神社と政治』(角川新書)、監訳に、マイケル・サンデル『ハーバード白熱教室講義録+東大特別授業(上・下)』(早川書房)など多数。
内容
精神疾患の治療(マイナスをゼロへ)の枠を超え、
さらなる「幸せ」を目指す、ユニークな心理学が誕生した。
”ポジティブ心理学”は人生の価値観を問い、
哲学的知見も融合する、総合学である。
同じ環境で暮らす修道女の、寿命の差に潜む驚くべき原因とは?
利他行動は、精神にどんな良い影響を生むのか・・・・・・?
さまざまな実験から、
自らを「幸福」状態へと導くメソッドを、学術的に検証。
新たな学問の可能性と個人、社会への活用法を、
政治学者が豊富な事例をふまえ、細やかに解説する。
序章 政治学者、ポジティブ心理学と出合う
第一章 幸福へのアプローチ ウェルビーイング(良好状態)の科学的解明
1「心」のあり方が現実を変えるーー「修道女研究」の衝撃
2 幸福をもたらす感情・心理を測る
3「実践的科学」というポジティブ心理学の特質
第二章 本当の幸せを生み出す 「美徳」と「人格的強み」の再発見
1 短期的快楽か、長期的幸福か。ヘドニア─エウダイモニア論争
2 二四の「強み」から検証する、<人間>の物語
第三章 個人から社会へーー。ポジティブ心理学の包括的発展
1「心の状態」を善くする組織・制度とは?
2 高齢化社会への希望「ポジティブ健康」
3 次世代のための「ポジティブ教育」
4 ビジネスの成功を導く「ポジティブ組織学」
5 繁栄する社会への「ポジティブ政治経済」
注
参照した海外のテキストや辞典
日本語での概要や参考図書
あとがきにかえてーー「善き幸福」の時代への希望
(内容紹介)
ポジティブ感情は視野の広がりを生む。(中略)避けがたい困難で生じたネガティブな心理状態からの回復力(レジリエンス)を高めることにも寄与できることがわかってきている。ポジティブ感情を生み出すエクササイズは、弱い立場にある人が上向きの循環をつかむアート(技術)、身を守るためのアートとして生きるものでもあるのだ。
―――「第一章 幸福へのアプローチ ウェルビーイング(良好状態)の科学的解明」より