著者紹介
ラファエル・リオジエ(著者):1967年生まれ。フランスの宗教やライシテ(政教分離)を専門とする哲学者・宗教社会学者。エクサンプロヴァンス政治学院教授。パリの国際哲学コレージュでも教鞭をとる。#MeToo運動をきっかけに感じた問題意識から二〇一八年、本書を刊行、フランス国内外で話題を呼ぶ。ジャン・ボベロとの共著に『〈聖なる〉医療』(伊達聖伸・田中浩喜訳、勁草書房)がある。
伊達 聖伸(翻訳):東京大学大学院総合文化研究科准教授。専攻は宗教学、フランス語圏地域研究。1975年仙台市生まれ。東京大学大学院人文社会系研究科博士課程単位取得退学。フランス国立リール第三大学博士課程修了(Ph.D.)。2011年、『ライシテ、道徳、宗教学』(勁草書房)でサントリー学芸賞、渋沢・クローデル賞などを受賞。他の著書に『ライシテから読む現代フランス』(岩波新書)、編著に『ヨーロッパの世俗と宗教』(勁草書房)、共編著に『社会統合と宗教的なもの』(白水社)、共訳書にジャン・ボベロ、ラファエル・リオジエ『〈聖なる〉医療』(勁草書房)がある。