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「心の病」の脳科学~なぜ生じるのか、どうすれば治るのか~(ブルーバックス B-2224)

林(高木) 朗子, 加藤 忠史  著

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価格 \1,210(税込)         

発行年月 2023年02月
出版社/提供元
言語 日本語
媒体 冊子
ページ数/巻数 286p
大きさ 18cm
ジャンル 和書/生命科学、医学、農学/神経・精神科学/神経科学
ISBN 9784065283639
商品コード 1035819935
NDC分類 493.7
基本件名 精神医学
本の性格 学生用
新刊案内掲載月 2023年03月4週
書評掲載誌 朝日新聞 2023/03/11
商品URL
参照
https://kw.maruzen.co.jp/ims/itemDetail.html?itmCd=1035819935

著者紹介

林(高木) 朗子(著者):理化学研究所 脳神経科学研究センター 多階層精神疾患研究チーム チームリーダー。1999年、群馬大学医学部医学科卒業。その後、同大学大学院医学系研究科に入学し、2005年に修了。博士(医学)。その後、ジョンズ・ホプキンズ大学、東京大学などを経て、2019年より現職。新学術領域「マルチスケール精神病態の構成的理解」(2018~2022年度)の代表を務める。
加藤 忠史(著者):順天堂大学大学院医学研究科 精神・行動科学 主任教授。1988年に東京大学医学部卒業後、同附属病院にて臨床研修。滋賀医科大学附属病院精神科助手、東京大学医学部精神神経科講師などを経て、2001年理化学研究所脳科学総合研究センター(当時)精神疾患動態研究チーム チームリーダー。博士(医学)。2020年より現職。

内容

【最新研究から見えてきた精神疾患のしくみと治癒への道筋】
・うつ病の脳では炎症が起きている?
・遺伝要因と環境要因、どちらの影響が強いのか
・統合失調症の幻覚は脳の神経回路の配線障害が原因?
・ロボットが自閉スペクトラム症の患者を支援する
・ゲノムの中を飛び回る遺伝因子が統合失調症を引き起こす?
・認知症薬でPTSDのトラウマ記憶を消せるかもしれない
・精神疾患の根治薬を実現するには …など

うつ病、自閉スペクトラム症・ADHDなどの発達障害、PTSD、統合失調症、双極性障害…
多くの現代人を苦しめる「心の病」は、脳のちょっとした変化から生まれます。
誰にでも起こりうるこの病は、何が原因で、
どのようなメカニズムで生じるのでしょうか?
様々な角度から精神疾患の解明に挑む研究者たちが、研究の最前線をわかりやすく解説。
そのしくみから「治る病」にするための道筋まで。

■主な内容
第1章 シナプスから見た精神疾患 ~「心を紡ぐ基本素子」から考える:林(高木)朗子
第2章 ゲノムから見た精神疾患 ~発症に強く関わるゲノム変異が見つかり始めた:久島周
第3章 脳回路と認知の仕組みから見た精神疾患 ~脳の「配線障害」が病を引き起こす?:那波宏之
第4章 慢性ストレスによる脳内炎症がうつ病を引き起こす? ~ストレスと心と体の切っても切れない関係:古屋敷智之
第5章 新たに見つかった「動く遺伝因子」と精神疾患の関係 ~脳のゲノムの中を飛び回るLINE-1とは :岩本和也
第6章 自閉スペクトラム症の脳内で何が起きているのか ~感覚過敏、コミュニケーション障害…様々な症状の原因を探る:内匠透
第7章 脳研究から見えてきたADHDの病態 ~最新知見から発達障害としての本態を捉える:岡田俊
第8章 PTSDのトラウマ記憶を薬で消すことはできるか ~認知症薬メマンチンを使った新たな治療のアプローチ:喜田聡
第9章 脳科学に基づく双極性障害の治療を目指す ~躁とうつを繰り返すのはなぜか:加藤忠史
第10章 ニューロフィードバックは精神疾患の治療に応用できるか :柴田和久
第11章 ロボットで自閉スペクトラム症の人たちを支援する :熊﨑博一
第12章 「神経変性疾患が治る時代」から「精神疾患が治る時代」へ :勝野雅央
 
・ビッグデータ解析から精神疾患に迫る:橋本亮太
・計算論から精神疾患を捉える方法:磯村拓哉、高橋英彦
・脳神経系のエピジェネティクスと「心の病」のつながり
・ヒトiPS細胞を使って精神疾患を研究する方法:中澤敬信
・複雑性PTSDとは
・適応障害とうつ病の間

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