ホーム > 商品詳細

丸善のおすすめ度

物語論(講談社学術文庫 2723)

藤井 貞和  著

在庫状況 お取り寄せ  お届け予定日 2週間  数量 冊 
価格 \1,265(税込)         

発行年月 2022年06月
出版社/提供元
言語 日本語
媒体 冊子
ページ数/巻数 288p
大きさ 15cm
ジャンル 和書/人文科学/文学/日本文学
ISBN 9784065285312
商品コード 1034553173
NDC分類 913.3
基本件名 物語文学
本の性格 学生用
新刊案内掲載月 2022年07月3週
商品URL
参照
https://kw.maruzen.co.jp/ims/itemDetail.html?itmCd=1034553173

著者紹介

藤井 貞和(著者):1942年東京生まれ。詩人、国文学者。東京学芸大学、東京大学、立正大学の各教授を歴任。著書に『源氏物語の始原と現在』『源氏物語論』(角川源義賞受賞)、『〈うた〉起源考』など。詩人としては、『ことばのつえ、ことばのつえ』(藤村記念歴程賞および高見順賞)、『甦る詩学』(伊波普猷賞)、『言葉と戦争』(日本詩人クラブ詩界賞受賞)、『春楡の木』(鮎川信夫賞および芸術選奨文部科学大臣賞)など。

内容

人間はなぜ物語を必要とするのか? 
精神分析、政治、戦争、神話、歴史、そして昔話、小説、うた――。
物語は社会のいたるところにある。
平家物語などの「語り物」やアイヌのユカラとの対比、源氏物語の婚姻制度と母殺しの阿闍世コンプレックス……日本列島の物語を起源から、そして世界文学との比較から考える。
「もの」とはなにか。
「語り手」は誰なのか。
物語理論の金字塔となる、伝説の東大講義18講、待望の文庫化!

【目次】
I 物語理論の進入点
 1講 ものがたり と ふること
 2講 うたとは何か
 3講 うたの詩学
 4講 語り手を導きいれる

II 物語理論の基底と拡大
 5講 神話から歴史へ
 6講 神話的思考
 7講 語り物を聴く
 8講 口承文学とは何か
 9講 昔話の性格
 10講 アイヌ語という言語の物語

III 物語理論の水面と移動
 11講 物語人称
 12講 作者の隠れ方
 13講 談話からの物語の発生
 14講 物語時称
 15講 テクスト作りと現代語訳

IV 物語理論の思想像
 16講 『源氏物語』と婚姻規制
 17講 物語と精神分析 
 18講 構造主義のかなたへ

カート

カートに商品は入っていません。