内容
自由・平等・友愛の国でなぜテロや暴動が?
ルーブル美術館やオルセー美術館が立ち並び、エッフェル塔やノートルダム大聖堂がそびえるパリは世界一の観光都市。そしてパリを首都とするフランスは世界で最も多くの観光客が訪れる国である。
そしてフランスは住民の1/3がルーツをたどれば移民系という移民大国でもあり、差別や格差から、移民による暴動がたびたび起きている。
また公共交通機関は繰り返しストライキを起こしているが、国民はストライキに寛容である。
このようなフランスはどうやって成り立っているのか。また、現在抱えている課題にはどのようなものがあるのか、さまざまな視点から見ていきます。
本書は、「ストライキと革命から見るフランス」「政教分離から見るフランス」「移民問題から考えるフランス」「『教育のエリート主義」から見るフランス」「軍事大国フランスの外交戦略」といった全く異なる章立てで構成。いろいろな角度からフランスを見ることで、その栄光から影の部分まで、まるごと理解できます!
暁星中学校・高等学校(東京都千代田区)での白熱授業を書籍化しました。
【編集担当からのおすすめ情報】
2023年はフランスでラグビーワールドカップが開かれ、24年にはパリでオリンピックが開かれます。注目度が高まるフランスについて、ぜひ、本書を読んで予習をしておきましょう。フランス革命がどんなものだったのか、といった歴史的なことから、フランスのスパイ組織の情報まで、池上氏ならではの情報と解説が満載。おもしろくてためになる1冊です。