描かれた行列~武士・異国・祭礼~
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内容
目次
序章 本書の構成と課題について(久留島浩) 一 本書刊行のきっかけ――国立歴史民俗博物館企画展示『行列にみる近世――武士と異国と祭礼と』―― 二 本書の読み方――各章の位置づけと新たな論点について I 武士たちの行列 1 加賀藩大名行列図屏風(深井甚三) 一 大名行列図の代表 二 行列帳にみる大名行列の構成 三 屏風の描く大名行列 四 冊子から屏風の行列作画へ 2 描かれた「武士の行列」(久留島浩) 一 表象される武士の行列――見える行列・見せる行列 二 行列を「立てる」ということ 三 大名行列の祭礼化,もしくは祭礼行列との類似化 3 大名行列人形の軌跡(岩淵令治) はじめに 一 「雛形」としての大名行列人形――王の調度品 二 「温古」の見世物――大名登城行列人形 おわりに――大名行列人形の終焉 4 武具からみた行列図(近藤好和) 一 武具の二面性と行列 二 武具からみた『年中行事絵巻』朝勤行幸巻 三 武具からみた『祭礼草紙』 四 近世武家行列図にみえる武具 II 異国の行列 5 朝鮮通信使の江戸城登城・下城行列――狩野益信筆「朝鮮通信使歓待図屏風」を中心に(ロナルド・トビ) はじめに 一 近世文化としての朝鮮通信使行列 二 行列を組んで動く 三 「歓待図屏風」の行列を読む むすびにかえて 6 琉球国使節登城行列絵巻を読む(横山 學) 一 琉球国使節の渡来 二 琉球国使節を描いた様々な資料 三 登城行列絵巻 四 慶長から寛文までと宝永・正徳の改変 五 「登城行列絵巻」から読み取れるもの 六 琉球国使節渡来が残したもの 7 オランダ商館長の江戸参府とその行列(松井洋子) 一 「通商」の国と江戸参府 二 描かれた「描かれない行列」 三 「通商の国」の行列 III 祭礼の行列 8 江戸の祭礼行列――麻布氷川祭を中心に(福原敏男) 一 近世行列の権力性 二 江戸の祭礼行列 三 麻布氷川祭 おわりに 9 描かれた天保一〇年春の京都――蝶々踊図の新出作品の紹介を中心に(八反裕太郎) 一 人が踊る,天保一〇年春の京都 二 浮田一――蝶々踊に自ら参加し,その姿を描き留めた絵師 三 島田雅喬と桂青洋の蝶々踊図 四 一酔斎泉蛙――蝶々踊を描く浮世絵師 五 小澤華嶽――蝶々踊図の申し子 六 蝶々踊を描く新出摺物 七 蝶々踊の遠心力 10 近代仙台の渡物と行列(佐藤雅也) 一 問題の所在――祭りの依代と渡物と行列 二 仙台東照宮祭礼の渡物と行列 三 天長節祭礼と皇太神宮祭礼の渡物と行列 四 青葉神社祭礼の渡物と行列 五 招魂祭の渡物と行列 六 仙台開設三百年記念祭の渡物と行列 おわりに IV 行列の比較 11 東寺本『弘法大師行状絵』の灌頂行列図(藤原重雄) はじめに 一 宮次男氏による下絵の紹介と近年の研究 二 観智院本『東寺最初具支灌頂記』――より直接的な素材 三 その他の『東寺最初具支灌頂記』写本と「寛信法務記」 四 記録と絵巻との異同 五 行列の舞台 むすびにかえて 12 開港場横浜の祭礼(木下直之) 一 洲干弁天 二 開港一周年 三 祭の担い手 四 どんたく 五 軍楽隊 六 慶応三年の横浜復興 13 一八世紀北京の行列と祝典――万寿盛典における演劇利用について(村上正和) はじめに 一 康煕帝の万寿盛典と雍正帝 二 十八世紀後半の北京演劇と乾隆帝 三 嘉慶帝による風俗取り締まり おわりに 14 「班次図」とその周辺――朝鮮時代後期の行列図(六反田豊) 一 前近代朝鮮の行列図と「班次図」 二 「安陵新迎図」――地方官の赴任行列図 三 「班次図」――「儀軌」に附された国家的行事の行列図 四 『園幸乙卯整理儀軌』の「班次図」――正祖の華城行幸行列図 あとがき 執筆者一覧
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