シリーズ三都<京都巻>
著者紹介
内容
目次
序(杉森哲也) 〈近世へ〉 第1章 近世都市京都の成立(三枝暁子) はじめに 一 中世京都の支配構造 ニ 「町人」と「町」の成立と展開 おわりに 〈I 権力と社会〉 第2章 近世前期の武家社会と都市京都(三宅正浩) はじめに――一七世紀の武家社会と都市京都 一 政治都市京都 ニ 大名の立ち寄り 三 牢人の滞在 四 都市京都の磁力――政治情報・医療・文化・人脈 おわりに――近世都市京都と武家社会,その転換 第3章 幕府役人と享保期の改革(小倉 宗) はじめに 一 京都の幕府役人と江戸 ニ 京都・上方の幕府機構と享保期の改革 第4章 豪商三井の内紛と朝廷(村 和明) はじめに 一 一八世紀の三井 ニ 三井各家と朝廷のかかわり 三 地下官人化と辞職の連続 おわりに――三井にとっての朝廷 特論1 女御入内の行粧と拝見(岸 泰子) はじめに 一 元禄度・享保度の入内行粧とその拝見 ニ 元文度の入内行粧とその拝見 三 入内行粧を見る人々 おわりに――入内行粧拝見の背景と意味 〈II 町方の社会〉 第5章 町役人としての茶屋四郎次郎家(牧 知宏) はじめに――京都の豪商・茶屋家 一 茶屋家が果たした役割 ニ 京都における茶屋家の立場の浮沈 三 茶屋家の経営逼迫 おわりに――「京都町人頭」としての茶屋家 第6章 町方社会と三井(西坂 靖) はじめに 一 慶応二年『仁風集覧』にあらわれる三井 ニ 三井家一族の居宅と営業店舗の展開 三 有力町人との婚姻関係 四 町との関係 五 出入商職人との関係 六 奉公人の供給源 むすびにかえて――明治維新後の三井 特論2 薬種流通と薬種屋仲間(渡辺祥子) はじめに 一 京都の薬種関係の仲間 ニ 八日組構成員の居所 三 八日組の生業 四 八日組の仲買業 おわりに 第7章 明治初期の町と家持(岩本葉子) はじめに――近代京都の町の特質 一 明治期の町組と町 ニ 真町の空間と人 三 明治初期の町役員体制と町組との関係 四 その後の町役員と老分 おわりに――明治期の真町にみる町役員体制の変遷 〈III 民衆世界の諸相〉 第8章 近世京都の寺社と非人(吉田ゆり子) はじめに 一 非人小屋と悲田院支配 ニ 大仏殿と非人小屋 三 下賀神社境内の管理・運営 おわりに 第9章 近世における洛中洛外図屏風の受容(西山 剛) はじめに 一 定型の確立と流布 ニ 内側からの視点 おわりに 特論3 六条村の成立過程(杉森哲也) はじめに 一 六条郷と六条河原 ニ 御土居の築造・付け替えと東本願寺寺内の拡大 三 北小路村 おわりに 特論4 本山寺内町と真宗教団(芹口真結子) はじめに――東西本願寺寺内町研究の現状と課題 一 東本願寺寺内町の構造と行政 ニ 住民の生活 三 所化と寺内町 おわりに――真宗の寺院社会論への展望 特論5 明治維新と豊国神社の再興(高木博志) はじめに――豊国社の創建 一 豊国神社の再興 ニ 帝国京都博物館 〈三都を結ぶ〉 第10章 三都の医師と医療環境(海原 亮) はじめに――「観臓」が始まった京都 一 京都を中心とした医学の発展 ニ 医療の選択と普及 三 医書と都市の医療環境 おわりに――「医療環境」の視角から 〈周縁へ〉 第11章 東山・妙法院周辺の地域社会構造(杉森哲也) はじめに 一 東山西麓南部地域と妙法院 ニ 妙法院領と大仏廻 三 大仏廻の成立過程 四 大仏廻の町々と妙法院 おわりに Series: The Three Great Cities of Early Modern Japan Volume: Kyoto Tetsuya SUGIMORI, Editor
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