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はじめてのウィトゲンシュタイン(NHKブックス 1266)

古田 徹也  著

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価格 \1,760(税込)         

発行年月 2020年12月
出版社/提供元
言語 日本語
媒体 冊子
ページ数/巻数 316p
大きさ 19cm
ジャンル 和書/人文科学/哲学/ドイツ・オーストリア哲学
ISBN 9784140912669
商品コード 1032511741
NDC分類 134.97
本の性格 学生用
新刊案内掲載月 2021年02月1週
商品URL
参照
https://kw.maruzen.co.jp/ims/itemDetail.html?itmCd=1032511741

著者紹介

古田 徹也(著者):1979年、熊本県生まれ。東京大学文学部倫理学科卒業、同大大学院人文社会系研究科博士課程修了。博士(文学)。新潟大学准教授、専修大学准教授を経て現在、東京大学准教授。「言語」「心」「行為」の各概念を手掛かりにして、英語圏・ドイツ語圏の現代哲学・倫理学を専攻する。ウィトゲンシュタインの『講義 数学の基礎篇』と『ラスト・ライティングス』を全訳(いずれも講談社、前者は共訳)。著書に『それは私がしたことなのか――行為の哲学入門』(新曜社)、『言葉の魂の哲学』(講談社選書メチエ、2019年サントリー学芸賞)、『不道徳的倫理学講義――人生にとって運とは何か』(ちくま新書)、『ウィトゲンシュタイン 論理哲学論考』(角川選書)など。

内容

新世代の書き手による、ウィトゲンシュタイン哲学への最上の入門書が誕生!

哲学史に決定的なインパクトを残した独創的な哲学者として、また、奇行の多い天才の典型として、比類なき評価を得ている孤高の人物について、その波瀾に富んだ生涯と独特の思索の全体像をつかむ、初学者向けの理想的な一冊。「前期」と「後期」で何が一変したのかも、「像(Bild)」という概念に沿って原典を読み解くことで正確に理解し、ウィトゲンシュタインのラディカルな思考がもつ本質的な可能性を見出す。遺稿・講義録の精密な翻訳を手掛けた経験のうえに、身近で秀逸な比喩によって、難解な原文のエッセンスを的確に伝える懇切丁寧な解説を実現した。21世紀のウィトゲンシュタイン入門書はこれで決まり!

序章 嵐のなかの道標
第一章 沈黙への軌跡 ――前期
 1節 『論理哲学論考』が世に出るまで
 2節 『論理哲学論考』とはどのような書物か
 3節 語りえないものたち①――論理
 4節 語りえないものたち②――存在
 5節 語りえないものたち③――独我論、実在論
 6節 語りえないものたち④――決定論、自由意志論
 7節 語りえないものたち⑤――価値、幸福、死など
 8節 使い捨ての梯子としての『論理哲学論考』
文献案内① 著作の生成プロセス、前期にまつわる文献
第二章 世界を見渡す方法 ――後期
 1節 哲学への回帰の道
 2節 ケンブリッジへの帰還
 3節 「像」による幻惑としての哲学的混乱
 4節 哲学的混乱の自覚を促す道
 5節 前期ウィトゲンシュタインが囚われた「像」
 6節 規則のパラドックス、言語ゲーム、家族的類似性
 7節 「形態学」という方法論――ゲーテからウィトゲンシュタインへ
 8節 創造的、臨床的、触発的
文献案内② 後期にまつわる文献
第三章 鼓舞する哲学
 1節 晩年に向かう10年の歩み
 2節 後期の主題の断片①――心
 3節 後期の主題の断片②――知識
 4節 後期の主題の断片③――アスペクトの閃き
 5節 鏡と勇気
 6節 嵐に立つ者たちに
文献案内③ 講演、日記、伝記、概説
あとがき
人名索引

目次

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