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血盟団事件

中島 岳志  著

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発行年月 2013年08月
出版社/提供元
言語 日本語
媒体 冊子
ページ数/巻数 398p
大きさ 20cm
ジャンル 和書/人文科学/歴史学/日本史
ISBN 9784163765501
商品コード 1013603405
NDC分類 210.7
基本件名 血盟団事件
本の性格 学生用
新刊案内掲載月 2013年09月3週
書評掲載誌 産経新聞 2013/08/10、日本経済新聞 2013/09/08、朝日新聞 2013/09/15、読売新聞 2013/10/20
商品URL
参照
https://kw.maruzen.co.jp/ims/itemDetail.html?itmCd=1013603405

内容

「血盟団事件」は、日本史の教科書に出てくるほどの大事件でありながら、これまで五・一五事件や二・二六事件の様には取り上げられてはきませんでした。しかし、著者の中島氏はこの事件の中にこそ当時の若者たちが抱えた苦悩が隠されているのではないかと考えました。残された供述調書や回想録を精査する中で浮かび上がってきたのは、 格差問題や就職難、ワーキングプア、社会からの孤立感など現代の若者にも通底する悩みの数々でした。

資料を読むだけではなく中島氏は数々の「現場」を歩くことで、本書に厚みを加えます。事件現場となった東京・三井銀行本館をはじめ、茨城・大洗、群馬・川場、鹿児島、そして旧満洲の遼陽まで――足跡をたどる旅は、海外まで広がりました。

事件の鍵となる人物の周辺取材では、井上涼子氏(井上日召娘)、團紀彦氏(團琢磨曾孫)、中曽根康弘元首相(四元義隆と親交があった)へのインタビューを行ないました。また元血盟団のメンバー川崎長光氏に話を聞くこともできました。

海軍士官、エリート帝大生、定職に就けない若者など交わることのないはずだった人々が、カリスマ宗教家の井上日召と出会い凶行に走る――。
事件後八十年を経てその真相に迫ったノンフィクションです。

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