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書評掲載

渦~妹背山婦女庭訓魂結び~

大島 真寿美  著

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価格 \2,035(税込)         

発行年月 2019年03月
出版社/提供元
言語 日本語
媒体 冊子
ページ数/巻数 361p
大きさ 20cm
ジャンル 和書/人文科学/文学/日本文学
ISBN 9784163909875
商品コード 1029679993
NDC分類 913.6
基本件名 近松半二-小説
個人件名 近松/半二
書評掲載誌 読売新聞 2019/03/31、東京・中日新聞 2019/05/19、毎日新聞 2019/06/23、朝日新聞 2019/08/24、毎日新聞 2019/12/15
商品URL
参照
https://kw.maruzen.co.jp/ims/itemDetail.html?itmCd=1029679993

内容

第161回直木賞受賞作。

選考委員激賞!

虚構と現実が反転する恐ろしさまで描き切った傑作! ──桐野夏生氏

いくつもの人生が渦を巻き、響き合って、小説宇宙を作り上げている。──髙村薫氏

虚実の渦を作り出した、もう一人の近松がいた──

「妹背山婦女庭訓」や「本朝廿四孝」などを生んだ
人形浄瑠璃作者、近松半二の生涯を描いた比類なき名作!

江戸時代、芝居小屋が立ち並ぶ大坂・道頓堀。
大阪の儒学者・穂積以貫の次男として生まれた成章(のちの半二)。
末楽しみな賢い子供だったが、浄瑠璃好きの父に手をひかれて、竹本座に通い出してから、浄瑠璃の魅力に取り付かれる。
父からもらった近松門左衛門の硯に導かれるように物書きの世界に入ったが、
弟弟子に先を越され、人形遣いからは何度も書き直しをさせられ、それでも書かずにはおられなかった……。
著者の長年のテーマ「物語はどこから生まれてくるのか」が、義太夫の如き「語り」にのって、見事に結晶した奇蹟の芸術小説。

筆の先から墨がしたたる。
やがて、わしが文字になって溶けていく──

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