情動学シリーズ<9> 情動と犯罪
内容
目次
1. 愛着障害と犯罪 [岡田尊司] 1.1 再認識される愛着の重要性 1.2 愛着理論の誕生と発展 1.3 愛着(アタッチメント)とは何か 1.4 愛着障害と反社会性の萌芽 1.5 不安定な愛着と攻撃的行動 1.6 情動および行動のコントロールと愛着の安定性 1.7 共感性の発達と愛着 1.8 虐待を受けた子どもと犯罪 1.9 「誰でもよかった」型犯罪と回避型愛着 1.10 父親との愛着の問題 1.11 家庭内暴力,DVと愛着障害 1.12 依存症にともなう犯罪と愛着障害 1.13 窃盗癖と愛着障害 1.14 性犯罪と愛着障害 1.15 愛着の関与は希望の灯ともなる 2. 情動制御の破綻と犯罪 [齋藤 慧] 2.1 情動システムとは 2.2 情動を生み出す仕組み(視床下部,大脳基底核,扁桃体など) 2.3 情動を制御する仕組み 2.4 情動発現システムの異常と犯罪 2.5 情動制御システムの異常と犯罪 2.6 摂食異常,性欲異常と犯罪 2.7 愛欲と犯罪 3. 共感の障害と犯罪 [増井啓太] 3.1 共感とは何か,冷酷さとは何か 3.2 共感を担うシステム 3.3 情動的応答性と共感 3.4 情動的共感と認知的共感 3.5 情動的共感の障害と犯罪 3.6 認知的共感の障害と犯罪 3.7 愛着障害と共感の未発達 3.8 サイコパシーと共感の障害 3.9 無差別犯罪と共感障害 4. 社会的認知の障害と犯罪 [高岸治人] 4.1 表情の認知障害と犯罪 4.2 社会的認知の発達と養育環境 4.3 社会的認知の発達と遺伝要因 4.4 反社会性パーソナリティ障害と社会的認知の障害 4.5 「心の理論」の異常と犯罪 4.6 危機の認知と犯罪 4.7 情動制御の異常と犯罪 おわりに 5. 犯罪の治療:情動へのアプローチ [玉村あき子] 5.1 考慮すべき点 5.2 アセスメント 5.3 心理的特徴 5.4 心理療法 5.5 選択と責任について おわりに
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