咀嚼の事典 新装版
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内容
目次
1. 顎骨と顎関節の形態学 1.1 顎骨の特徴 1.2 顎関節の基本形態 2. 咀嚼の発生と進化 2.1 系統発生と個体発生 2.2 咀嚼器の起源:口腔の発生 2.3 鰓の形成:脊椎動物の起源 2.4 顎と歯の形成:無顎類から顎口類へ 2.5 陸上での捕食:舌筋の発達 2.6 温血性の獲得:哺乳と咀嚼の開始 2.7 直立二足歩行:「口腔前消化」による咀嚼器の退化 3. 咀嚼運動とは何か 3.1 咀嚼時の食物動態 3.2 咀嚼運動の中枢性制御機構 3.3 咀嚼運動の末梢性(感覚性)調節 4. 咀嚼と味覚,消化吸収 4.1 咀嚼と味覚 4.2 咀嚼とエネルギーバランス 4.3 咀嚼とストレス 5. 咀嚼と唾液分泌 5.1 咀嚼と唾液分泌の関連としくみ 5.2 唾液成分の生体機能 6. 咀嚼による歯,顎骨,その他の組織への刺激 6.1 咀嚼器官・顎顔面への刺激 6.2 脳への刺激 6.3 全身への刺激 7. 咀嚼の異常 7.1 咀嚼異常の概要 7.2 咀嚼の異常をもたらすもの 7.3 咀嚼機能の異常 8. 咀嚼異常の矯正と治療 8.1 咀嚼時の口腔周囲筋の異常 8.2 不正交合と咀嚼運動・咀嚼パターン異常 8.3 矯正治療による咀嚼パターンの変化,改善 8.4 口腔筋機能療法による咀嚼嚥下指導 9. 咀嚼のリハビリテーション 9.1 リハビリテーションについての基礎知識 9.2 障害に関する基礎知識 9.3 治療に関する基礎知識 9.4 咀嚼のリハビリテーションの実際 10. 咀嚼障害のチーム医療 10.1 チーム医療を「学ぶ理由」 10.2 チーム医療を円滑にすすめる技術 10.3 仕事に必要なコミュニケーション技術を磨く 10.4 咀嚼・嚥下障害のチーム医療 11. 人類の食性と咀嚼―適応進化的意義 11.1 概 要 11.2 変化に富む霊長類の進化と食性 11.3 機能で読み解く人類の進化と咀嚼 11.4 大冒険だった猿人の食性と咀嚼 11.5 文化が影響したホモ属人類の食性と咀嚼 11.6 歴史を明らかにする日本人の食生活と咀嚼器 12. 哺乳類の咀嚼様式 12.1 哺乳類にとっての咀嚼の意義 12.2 哺乳類の咀嚼器官の基本構造 12.3 咀嚼筋の力学 12.4 咀嚼器官と顎運動の多様性 13. 咀嚼と栄養学 13.1 咀嚼機能の発達過程 13.2 咀嚼の発達と栄養調理 13.3 咀嚼に関わるテクスチャー 13.4 咀嚼機能とテクスチャー 14. 咀嚼とスポーツ 14.1 咬合の状態変化が直立姿勢,特に重心動揺軌跡に及ぼす影響 14.2 咬合の状態変化が全身の筋力,特に背筋力に及ぼす影響 14.3 咬合の状態変化が重心動揺と背筋力,双方同時に及ぼす影響 15. 咀嚼と心身医療 15.1 概 要 15.2 ヒト本来の食べ物の意義 15.3 咀嚼性健康状態について 15.4 歯種の歯列構成比と適性栄養バランス比との相関からみたヒト本来の食物摂取比に関する仮説 15.5 咀嚼回数に関する比較動物学的観察 15.6 咀嚼習慣の診断と評価 15.7 咀嚼習慣の観察 15.8 咀嚼指導について 15.9 咀嚼指導による心身状態と衛生的生活習慣の改善 索 引
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