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本当の戦争の話をしよう~世界の「対立」を仕切る~
伊勢崎 賢治
著
発行年月 |
2015年01月 |
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言語 |
日本語 |
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媒体 |
冊子 |
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ページ数/巻数 |
419p |
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大きさ |
19cm |
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ジャンル |
和書/社会科学/政治学/国際関係論 |
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ISBN |
9784255008165 |
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商品コード |
1016982283 |
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NDC分類 |
319.8 |
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本の性格 |
学生用 |
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新刊案内掲載月 |
2015年02月4週 |
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書評掲載誌 |
読売新聞 2015/02/08、毎日新聞 2015/03/22 |
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商品URL
| https://kw.maruzen.co.jp/ims/itemDetail.html?itmCd=1016982283 |
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著者紹介
伊勢崎 賢治(著者):1957年東京都生まれ。早稲田大学大学院理工学研究科修士課程修了。東京外国語大学大学院総合国際学研究科教授。著書に「インド・スラム・レポート」「東チモール県知事日記」など。
内容
プレハブ校舎にて、「紛争屋」が高校生に本気で語った、日本人と戦争のこれから。「もしもビンラディンが、新宿歌舞伎町で殺されたとしたら?」「9条で、日本人が変わる?」「アメリカ大好き、と言いながら、戦争を止めることは可能か?」平和を訴えても、「悪」を排除しても、戦争はなくならない。「全ての問題には必ず何らかの政治的決着――戦争や武力闘争も含めて――があるとして、それをできるだけ早期に、そして、なるべく人が血を流さないものに軟着陸させる」 *僕は、人をたくさん殺した人や、殺された側の人々の恨みが充満する現場に、まったく好き好んでじゃないけれど身を置き、人生の成り行きで仕事をしてきました。正直言って、楽しい想い出はありません。だって、今、目の前の人間が大量殺人の責任者で、自身も実際に手をかけているのがわかっているのに、笑顔で話し合わなければならないんですから。こういう話は、日本の日常生活とかけ離れていて、別世界で起こっていることのように聞こえるかもしれない。でも、所詮、人間がすること。同じ人間がすることなのです。なるべく、日本人が直面している問題、過去から現在に引きずっている構造的なものに関連させて、僕が現場で経験し、考えたことを君たちにぶつけてみたいと思います。扱う国と時代を行ったり来たりすることになると思うけど、ついてきてくださいね。(「講義の前に」より)