著者紹介
蓮實重彦(著者):この書物の著者は『フーコー・ドゥルーズ・デリダ』(朝日出版社)のほか『批評あるいは仮死の祭典』『反=日本語論』『夏目漱石論』『表層批評宣言』『「私小説」を読む』『映像の詩学』『映画の神話学』『シネマの記憶装置』『大江健三郎論』などの著作を持つ文芸評論家とも映画評論家とも呼ばれうる存在だが制度的には東大助教授という身分に拘束されつつフランス語フランス文学あるいは映像論などを担当してもいる1936年東京生まれの日本人であり Gustave Flaubert の研究者をも自称する複数的な個体である。(本書より)