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独裁体制における議会と正当性~中国,ラオス,ベトナム,カンボジア~(研究双書 621)
山田 紀彦
編
発行年月 |
2015年11月 |
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言語 |
日本語 |
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媒体 |
冊子 |
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ページ数/巻数 |
4p,196p |
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大きさ |
22cm |
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ジャンル |
和書/社会科学/政治学/政治学一般 |
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ISBN |
9784258046218 |
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商品コード |
1019034944 |
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NDC分類 |
312.2 |
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本の性格 |
学術書 |
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新刊案内掲載月 |
2016年01月1週 |
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商品URL
| https://kw.maruzen.co.jp/ims/itemDetail.html?itmCd=1019034944 |
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著者紹介
山田 紀彦(編者):山田 紀彦 アジア経済研究所在ヴィエンチャン海外調査員
諏訪 一幸 静岡県立大学国際関係学部国際言語文化学科教授
石塚 二葉 アジア経済研究所新領域研究センター法・制度研究グループ
山田 裕史 新潟国際情報大学国際学部国際文化学科講師
内容
本書は、複数政党制や競争的選挙の有無という鍵概念からいったん離れ、これまでとは異なるアプローチにより独裁体制下の民主的制度と体制維持の関係を考察する。具体的には、独裁者の課題として脅威の緩和だけでなく正当性の維持(大衆の支持獲得)にも着目し、中国、ラオス、ベトナム、カンボジアの 4カ国を事例に、各国の独裁者が目的に応じて議会を活用し、正当性の維持・獲得に努めていることを明らかにする。その際、閉鎖的体制である中国、ラオス、ベトナムの3カ国と競争的体制であるカンボジアを、党と国家が融合した独裁体制ととらえ直す。そうすることで体制の種類に囚われずに異なる独裁体制を比較の俎上に載せ、政党数や競争的選挙等の政治制度のちがいを説明変数とした分析が可能となる。