丸善のおすすめ度
さまよえるオランダ人(オペラ対訳ライブラリー)
高辻 知義
翻訳
発行年月 |
2015年12月 |
---|
|
|
言語 |
日本語 |
---|
媒体 |
冊子 |
---|
|
|
ページ数/巻数 |
103p |
---|
大きさ |
19cm |
---|
|
ジャンル |
和書/人文科学/芸術/音楽 |
---|
|
|
ISBN |
9784276355804 |
---|
|
商品コード |
1018993645 |
---|
NDC分類 |
766.1 |
---|
|
|
本の性格 |
学生用 |
---|
|
新刊案内掲載月 |
2016年01月3週 |
---|
|
商品URL
| https://kw.maruzen.co.jp/ims/itemDetail.html?itmCd=1018993645 |
---|
著者紹介
高辻 知義(翻訳):1937年生まれ。東京大学大学院人文科学研究科修了。東京大学大学院総合文化研究科表象文化論専攻主任を経て、現在、東京大学名誉教授。日本ショーペンハウアー協会会長。著書に『ワーグナー』『ヨーロッパ・ロマン主義を読み直す』(共著)(以上、岩波書店)、訳書に、バドゥーラ=スコダ『ベートーヴェン ピアノ・ソナタ』、テーリヒェン『あるベルリン・フィル楽員の警告』(共訳)、テーリヒェン『フルトヴェングラーかカラヤンか』、オペラ対訳ライブラリー『トリスタンとイゾルデ』『ニュルンベルクのマイスタージンガー』『ニーベルングの指輪(上)(下)』『タンホイザー』『ローエングリン』『パルジファル』(以上、音楽之友社)など。
内容
「オペラ対訳ライブラリー」シリーズのワーグナー作品は、本書をもって完結予定(《リエンツィ》など初期3作品を除く)。ワーグナー研究の第一人者による新訳。永遠に海をさまよう運命にある船長のオランダ人を、乙女ゼンタの愛が救う物語で、初演は1843年ドレスデン。いわゆる「大航海時代」を背景とした作品だが、実はワーグナー自身も飼い犬と共にラトヴィアのリーガからロンドンまで、「秘密の航海」をしていたことが、本書のあとがきで明らかにされている。ワーグナー28歳の時のこの作品は、後の大作への幕開けとなる。本書の下地となっているのは、バイロイト音楽祭で作業楽譜に採用されているペータース版。別々の歌詞が異なる歌い手によって同時に歌われる重唱や合唱などの「アンサンブル」部分も括弧で印をしており、原文(独語)と日本語訳が同時に目に入るようなレイアウト。