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バブルの世界史~ブーム・アンド・バストの法則と教訓~
ウィリアム・クイン,
ジョン・D・ターナー
著
高遠裕子
翻訳
発行年月 |
2023年03月 |
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言語 |
日本語 |
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媒体 |
冊子 |
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ページ数/巻数 |
393p |
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大きさ |
20cm |
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ジャンル |
和書/社会科学/経済学/金融 |
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ISBN |
9784296113644 |
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商品コード |
1035820548 |
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NDC分類 |
338.2 |
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本の性格 |
学術書 |
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新刊案内掲載月 |
2023年05月1週 |
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書評掲載誌 |
日本経済新聞 2023/05/27 |
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商品URL
| https://kw.maruzen.co.jp/ims/itemDetail.html?itmCd=1035820548 |
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著者紹介
ウィリアム・クイン(著者):クイーンズ・ユニバーシティ・ベルファスト金融論講師。市場操作、株式市場、特にバブルについて研究。
ジョン・D・ターナー(著者):クイーンズ・ユニバーシティ・ベルファスト金融論・金融史教授。社会科学アカデミー・フェロー。The Economic History Reviewエディター。著書にBanking in Crisis (2014)があり、同書はイギリスのビジネス史著作に贈られるWadsworth Prizeを受賞。
高遠裕子(翻訳):翻訳者。おもな訳書にヘンダーソン『資本主義の再構築』、マンスキー『データ分析と意思決定理論』、リスト『そのビジネス、経済学でスケールできます。』、キンドルバーガー他『熱狂、恐慌、崩壊』(原著第6版)など。
内容
バブルは予測できる。バブルには「良いバブル」、「悪いバブル」がある。
金融史・経済史研究者が、世界の巨大バブルの原因・帰結を分析、バブルの普遍的な法則を明らかにし、次のバブルに警鐘を鳴らす。歴史から見たバブル論の決定版!
なぜ、ブームとバストは何度も繰り返し生じるのか? なぜ、あるバブルは経済的にも社会的にも政治的にも壊滅的な結果をもたらし、なぜ、あるバブルは社会に恩恵をもたらすのか? バブルを生み出す必要十分条件とは何か?
この答えを見つけ出すために、本書は魅惑的なバブルの旅へと読者を誘う。1720年代のパリとロンドン、1820年代のラテンアメリカ、1880年代のメルボルン、1920年代のニューヨーク、1980年代の東京、1990年代のシリコンバレー、2000年代の欧米、上海・深センへの旅だ。
金融史・経済史の研究者が、「合理性」「不合理性」という従来の議論にとらわれず、バブルの規模、経済全体への影響の度合いを基準に、世界史上の巨大バブルの原因と帰結を明らかにし、教訓を指し示す。そしてバブルには、イノベーションを促し、企業や組織、経営者を淘汰し、社会に恩恵をもたらす「良いバブル」もあると説く。
さらに、バブルは投資家、投機家が新しい技術や政治的なイニシアティブに反応することから始まるとし、将来のバブルを予測できることも示す。実証的なアプローチでバブルのメカニズム解明に迫る魅力的なバブル論。