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危機の地政学~感染爆発、気候変動、テクノロジーの脅威~

イアン・ブレマー  著

ユーラシア・グループ, 新田享子  翻訳
稲田誠士  監修
在庫状況 有り  お届け予定日 3~4日  数量 冊 
価格 \2,420(税込)         

発行年月 2022年10月
出版社/提供元
言語 日本語
媒体 冊子
ページ数/巻数 381p
大きさ 20cm
ジャンル 和書/総記/総記/百科事典・辞典・各種辞典・地図・年表・人名事典
ISBN 9784296113941
商品コード 1035108800
NDC分類 304
本の性格 学生用
新刊案内掲載月 2022年11月2週
書評掲載誌 日本経済新聞 2023/01/07
商品URL
参照
https://kw.maruzen.co.jp/ims/itemDetail.html?itmCd=1035108800

著者紹介

イアン・ブレマー(著者):ユーラシア・グループのプレジデント及び創業者。
スタンフォード大学にて博士号(旧ソ連研究)、フーバー研究所ナショナル・フェロー。コロンビア大学、東西研究所、ローレンス・リバモア国立研究所を経て、ニューヨーク大学教授。現在はコロンビア大学国際公共政策大学院にて教鞭を執る。1998年、地政学リスク・コンサルティング会社、ユーラシア・グループをニューヨークに設立。毎年発表される「世界10大リスク」でも定評がある。 主な著書に『「Gゼロ」後の世界』『対立の世紀』がある。
ユーラシア・グループ(翻訳):ユーラシア・グループは、地政学的リスク分析を専門とするコンサルティング会社のさきがけとして、1998年に発足。以来、各国・地域の政治経済的変動が市場に与える影響について、定量・定性双方のアプローチから専門アナリストが分析・調査を行うことにより、地政学や経済安全保障分野におけるリスク・マネジメント関連のアドバイス・コンサルティング業務を提供している。欧米のおよそ200 社の顧客に加え、約55社の日本の顧客を抱えており、大手総合商社、エネルギー関係企業、重工業、自動車等の各種製造業、金融機関、政府系機関などの広範な企業・団体を対象に業務を提供するほか、政官界のリーダーとも頻繁に国際政治経済情勢に関する情報交換を行っている。
新田享子(翻訳):翻訳家。
三重県生まれ、サンフランシスコを経て、現在はトロント在住。テクノロジー、政治、歴史、文学理論と幅広い分野のノンフィクションの翻訳を手がけている。
稲田誠士(監修):ユーラシア・グループ日本代表。
外務省および首相官邸において経済外交や国家安全保障関連業務に従事の後、外資系コンサルティング会社および金融機関にて勤務。また世界経済フォーラムにおいてESGやデジタル・テクノロジー分野の提言活動に従事した後、2020年より現職。内閣官房国家戦略会議「平和フロンティア部会」委員、総務省「デジタル変革時代のICTグローバル戦略懇談会国際戦略ワーキンググループ」構成員などを歴任。

内容

戦争、パンデミック、資源争奪、サイバーテロ……
人類の存亡を脅かす危機の正体と解決策を、地政学の世界的な大家が語る!

「世界は日本のリーダーシップを必要としている」(本文より)

【人類の存亡を脅かす「3つの危機」】
現在、我々は3つの危機に直面している。

1つはパンデミックだ。世界は今も、新型コロナウイルスの経済的、政治的、社会的影響を払拭できずにいるばかりか、今後も危険なウイルスが世界を苦しめるのは間違いない。

2つ目は気候変動で、何十億もの人々の暮らしを一変させ、地政学的なリスクを高める要因となる。

3つ目は破壊的な新技術だ。我々の生き方、考え方、他人とのかかわり方を変え、それが思わぬ悪影響を人類におよぼし、未来を決めるだろう。

分断が進むこの世界で、人類は果たして危機を乗り越えられるのか……。

だが、希望はある。
歴史を見ても、人類の存亡に関わる危機、世界的な戦乱が起こりかねない断絶が起こると、それを避けるために協調の動きが起こる。逆説的だが、分断を乗り越えるために「危機の力」が必要なのである。

本書は、地政学の第一人者による「警告の書」であると同時に「希望の書」でもある。

【本書の主な内容】
・新たな冷戦の正体とは?
・台湾、そして東アジアの火種
・コロナが明らかにした地政学的停滞
・次の危険なパンデミックは、確実にやってくる
・ロシアのウクライナ侵攻が意味するもの
・弾圧の道具を売る強権国家
・気候アパルトヘイトというリスク
・気候難民の権利は守られるか
・下がる戦争へのハードル
・偽情報と暴力行為の扇動
・「監視資本主義」の台頭
・自律型兵器の恐怖
ほか

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