中世和歌論 第2刷
川平 ひとし 著
内容
目次
緒言 一 時代と思惟像 はしがき 1.〈世〉の記憶と〈歌〉の課題 2.古典学のはじまり 3.本歌取と本説取--〈もと〉の構造-- 4.〈面白き歌〉批判--俊成の回路、定家への通路-- 5.和歌と正字をめぐる視角--新古今時代の景観-- 二 詩的時空 はしがき 1.「出京」小考--中世和歌における詩的〈コスモス〉-- 2.軒に夢みる--中世和歌における〈視点〉-- 3.夢中逍遙--執筆の身振り-- 4.文台と本尊のある場--和歌会次第書類点綴-- 5.連歌の空間へ--和歌における「張行」の側から-- 三 心と主体 はしがき 1.藤原定家序説--主体転移とテキスト-- 2.課題としての〈主体転移〉--定家とそののち-- 3.まぼろしの定家--像のゆくえ、主体のありか-- 四 ことば はしがき 1.心の軸とことばの軸 2.〈歌ことば〉深層論の一齣--「モユラニ」に始まり「たまゆらの」に至る-- 3.「ただ」の修辞--良経歌一首の形成と享受-- 4.魂を入れべきテニハ--歌辞論史の一断面-- 5.『和歌之切字可心得事』二種 6.定家の歌の「河」--用字論からシンボル論へ-- 五 テキスト はしがき 1.『詠歌之大概』の成立時期 2.定家著『和歌書歌』『和歌次第』について 3.「有注」私見--テキストの余白あるいは〈テキスト意識〉の歴史性について-- 4.定家仮託書の輪郭 5.「定家卿懐中」の由来--〈テキスト幻想〉再措定のために-- 6.桐火桶変容--もの・こと・歌・テキスト-- 7.『桐火桶号志気』の「裏書」について 六 付論 方法論の前提をめぐる問題 はしがき 1.歌道と歌学 2.歌学と語学--創作論の枠とその帰趨-- 3.歌合における批評基準 4.定家仮託書研究の理論と方法にかんする覚書 --真正性・擬(偽)託性ならびにテキスト的-心的混態化について-- 5.〈有情化〉と〈無情化〉を結ぶ詩歌学のために --無境界性と浸透性の吟味-- 初出註記 後記 索引(人名・書名)
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