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文法的詩学その動態
藤井 貞和
著
発行年月 |
2015年02月 |
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言語 |
日本語 |
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媒体 |
冊子 |
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ページ数/巻数 |
14p,350p,20p |
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大きさ |
22cm |
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ジャンル |
和書/人文科学/言語学/日本語 |
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ISBN |
9784305707154 |
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商品コード |
1017170315 |
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NDC分類 |
815 |
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本の性格 |
学術書 |
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新刊案内掲載月 |
2015年03月3週 |
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商品URL
| https://kw.maruzen.co.jp/ims/itemDetail.html?itmCd=1017170315 |
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著者紹介
藤井 貞和(著者):1942年東京都生まれ。東京大学文学部国文科卒業。現代詩の詩人。立正大学教授、東京大学名誉教授。著書に「源氏物語の始原と現在」、詩集に「遊ぶ子供」「人間のシンポジウム」など。
内容
物語や詩歌を読むことと、言語学のさまざまな学説たちとのあいだで本書は生まれた。 古典語界の文学を当時の現代文学として探究する書。 物語言語、詩歌のことばたちが要求する現実に沿って文法の体系的叙述を試みる。 【〈詩学〉は私にとり、ぜひ利用したい語である。poetics(詩学)と言えば、多くのひとがアリストテレス『詩学』を思い浮かべる。それでよいはずだ。広く劇詩(―悲劇)や叙事詩が念頭にある。劇詩を念頭におけば能や浄瑠璃世界が視野にあるし、叙事詩のすえには軍記物語から物語文学までが浮上する。そういう世界的な広がりで見ることに遠慮しなくてよい。とともに、狭義の〈詩の文法〉というか、詩歌を成り立たせる詩的言語の動態へと、私としては、自分の創作家的関心からも、一歩も二歩も踏みいりたい。古典詩歌(古代歌謡、『万葉集』歌、『古今集』歌など)、連歌や俳諧、近代詩さらに現代詩は、日本語の詩としてアイデンティファイする(同一とみなす)ことができるはずだ。世界の詩や詩人たちの営為にふれてゆくために、日本語の詩から何が立ち上げられるか、ということでもある。】……はじめにより