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ライトノベルから見た少女/少年小説史~現代日本の物語文化を見直すために~

大橋 崇行  著

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価格 \1,980(税込)         

発行年月 2014年10月
出版社/提供元
言語 日本語
媒体 冊子
ページ数/巻数 299p
大きさ 19cm
ジャンル 和書/人文科学/文学/日本文学
ISBN 9784305707437
商品コード 1016407130
NDC分類 910.26
基本件名 小説(日本)-歴史
本の性格 学術書/学生用
新刊案内掲載月 2014年11月4週
商品URL
参照
https://kw.maruzen.co.jp/ims/itemDetail.html?itmCd=1016407130

著者紹介

大橋 崇行(著者):1978年生。作家、国文学者。上智大学大学院修了(修士)後、総合研究大学院大学修了。博士(文学)。国文学研究資料館研究員を経て、岐阜工業高等専門学校一般科目(人文)科助教。
ライトノベルに『妹がスーパー戦隊に就職しました』スマッシュ文庫(PHP 研究所、2012年)、『桜坂恵理朱と13番目の魔女』(彩流社、2014年)。小説に『ライトノベルは好きですか? 〜ようこそ!ラノベ研究会』(雷鳥社、2013年)。評論に(共著)『ライトノベル研究序説』(青弓社、2009年)、『ライトノベル・スタディーズ』(青弓社、2013年)。校訂等に、山田美妙作・十川信介校訂『いちご姫・蝴蝶 他二篇』(岩波文庫、2011年11月 ※注釈を担当)、谷川惠一・大橋崇行校訂、解題『山田美妙集6巻』(臨川書店、2013年)。全国大学国語国文学会平成25(2013)年度「文学・語学」賞受賞(「美妙の〈翻訳〉―「骨は独逸肉は美妙/花の茨、茨の花」の試み」(『文学・語学』206集掲載))。

内容

〈少女小説〉と〈少年小説〉が、
戦前から戦後にかけてのまんがの成立を大きく規定し、
日本の「まんが・アニメ」文化の礎を築いてきたのではないか―。
ライトノベルを起点に〈少女小説〉〈少年小説〉に戻り、日本の物語文化を見直す。
特権化されてきた、まんが・アニメーション文化論を超え、現代日本の物語文化を見直すとき、そこにはどんな問題が立ち上がってくるのだろうか。

これまであまり行われてこなかった、まんが・アニメと小説とがどのようにつながるのかという問題を、〈物語文化〉という問題意識から考える文芸批評。
大塚英志〜東浩紀を経てゼロ年代批評に至る既存のサブカルチャー論に、文学研究の視点から全面的に反論。日本のキャラクター文化言説の再編成を行う、刺激的な書。

【......これからの私たちがまんがやアニメーション、ライトノベルについて語るときに求められるのは、それぞれのメディアを「特殊」な文化として囲いこみ、それぞれのメディアにおいて作り出されただけを限定的に論じるというあり方ではないはずである。むしろ、日本のまんが文化、アニメーション文化、そしてそこに加わったライトノベルという媒体、その他日本語によって作られている〈物語〉を伴ったさまざまな文化全体の中で、それぞれがどのように位置づけられるかということを考えていく視点が必要である。
 このような視点のあり方を、筆者は〈現代日本の物語文化〉についての考察と称している。......】......本書第三章より

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