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戯曲を読む術~戯曲・演劇史論~
林 廣親
著
発行年月 |
2016年03月 |
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言語 |
日本語 |
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媒体 |
冊子 |
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ページ数/巻数 |
294p |
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大きさ |
22cm |
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ジャンル |
和書/人文科学/文学/日本文学 |
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ISBN |
9784305708014 |
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商品コード |
1020181593 |
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NDC分類 |
912.6 |
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本の性格 |
学術書 |
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新刊案内掲載月 |
2016年05月2週 |
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書評掲載誌 |
読売新聞 2016/05/15 |
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商品URL
| https://kw.maruzen.co.jp/ims/itemDetail.html?itmCd=1020181593 |
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著者紹介
林 廣親(著者):1953年奈良県生まれ。東京大学大学院人文科学研究科国語国文学専攻博士課程中途退学。成蹊大学文学部教授。専門は日本近代文学および演劇。
内容
戯曲のことばを前に「なす術を知らない」 思いにとらわれてこそ読みへの意欲は動き出す── 技術や方法では得がたい 作品の読みを模索した、記録の集積。 〈劇文学〉という言葉が生きていた時代、 戯曲は文学的感受をもって読まれていた。 舞台・劇評にこだわる今日の読みを離れ、 「戯曲の読み」を柱とした戯曲論。 文学・演劇に関心を持つすべての人へ。 【 ハウツーで教え、また教わるような読みの方法は在り得るかもしれないが、自立した個々の作品の味解にそうしたものがどこまで役立つのか疑わしい。また方法への関心がすなわち読みへの関心ではないだろう。プロットとストーリーを区別するセンスさえ体得していれば、むしろ戯曲のことばを前にして「なす術を知らない」思いにとらわれてこそ、読みへの意欲は動き出すに違いない。拙著の題は「戯曲を読む術(すべ)」と読んでいただきたい。所収の作品論は何れも作品を前にした際の徒手空拳の思いから始まっている。作品を読み解く「術(じゅつ)」は、個々の作品のありように即してそのつど編み出されるしかない。本書の内容は基本的に模索の集積であり、一般的な読みの方法を説こうとしたものではない。...「はじめに」より】