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平安貴族サバイバル

木村 朗子  著

芦野公平  イラスト
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価格 \1,650(税込)         

発行年月 2022年05月
出版社/提供元
言語 日本語
媒体 冊子
ページ数/巻数 196p
大きさ 19cm
ジャンル 和書/人文科学/文学/日本文学
ISBN 9784305709561
商品コード 1034499804
NDC分類 910.23
基本件名 日本文学-歴史-平安時代
本の性格 学生用
新刊案内掲載月 2022年07月1週
書評掲載誌 日本経済新聞 2022/06/18、朝日新聞 2022/07/16
商品URL
参照
https://kw.maruzen.co.jp/ims/itemDetail.html?itmCd=1034499804

著者紹介

木村 朗子(著者):【著者】木村 朗子

津田塾大学教授。東京大学大学院総合文化研究科言語情報科学専攻博士課程修了。博士
(学術)。専門は、言語態分析、日本古典文学、日本文化研究、女性学。著書『恋する物
語のホモセクシュアリティ 宮廷社会と権力』(青土社)『乳房はだれのものか 日本中世物語にみる性と権力』(新曜社)がともに第四回女性史学賞受賞。ほかに『女子大で和歌をよむ うたを自由に読む方法』(青土社)、『女たちの平安宮廷 『栄花物語』によむ権力と性』(講談社選書メチエ)など。

内容

和歌を詠んだり楽器を奏でたり、恋愛に一喜一憂したりと、優雅な毎日を送っているように見える平安時代の貴族たち。
しかし実際は、セルフプロデュースやコミュニケーションのスキルがないと生き残れない過酷な世界で、様々な戦略を駆使してサバイバルを図っていた。

実務能力より見た目とセンスの男社会、教養を武器に女主人をサポートしたエージェント=女房、天皇の縁戚になるという一大プロジェクトにまつわる悲喜こもごも、乱れ飛ぶ愛情と呪詛……。
そこには、ジェンダーやルッキズム、シスターフッドといった現代にも通ずる問題も。

本書では古典文学だけでなく女性学などにも詳しい著者が、そんな弱肉強食な世界に翻弄されながらも意外とアグレッシブに生きた人たちの軌跡を、史実と文学作品をもとに解説。
歴史や古典文学への理解を深めるとともに、現代にも通じる人の生き様や心の動きを浮かび上がらせる。


【目 次】
はじめに
第1章 女にしてみたいほどいい男
第2章 差し向けられたエージェントとしての女性たち1
第3章 差し向けられたエージェントとしての女性たち2
第4章 差し向けられたエージェントとしての女性たち3
第5章 男性の寵愛を奪い合う女たちは恋愛脳か
第6章 妻・母として以外での女性の自己実現はあったか
第7章 平安時代にもシスターフッド= 女性同士の連帯はあったか
第8章 同性愛は純愛か異性の代わりか
第9章 どうしようもないときに頼る呪術や信仰
第10章 勝ち組の頂点周りの栄光と挫折
第11章 負け組の不遇と意外なしぶとさ
第12章 〝色好み〟の功績
おわりに
主な参考文献

目次

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