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悪癖の科学~その隠れた効用をめぐる実験~
リチャード・スティーヴンズ
著
藤井 留美
翻訳
発行年月 |
2016年08月 |
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言語 |
日本語 |
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媒体 |
冊子 |
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ページ数/巻数 |
281p |
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大きさ |
19cm |
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ジャンル |
和書/人文科学/心理学/実験心理 |
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ISBN |
9784314011419 |
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商品コード |
1022034809 |
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NDC分類 |
141.7 |
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本の性格 |
学生用 |
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新刊案内掲載月 |
2016年10月1週 |
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書評掲載誌 |
日本経済新聞 2016/09/18 |
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商品URL
| https://kw.maruzen.co.jp/ims/itemDetail.html?itmCd=1022034809 |
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著者紹介
リチャード・スティーヴンズ(著者):キール大学心理学上級講師。2010年に「悪態をつくことにより苦痛を緩和する」研究でイグ・ノーベル賞を受賞。14年、ウェルカム・トラスト財団のサイエンス・ライティング賞を受賞。
内容
1983年、アメリカ泌尿器科学会の年次総会でのこと。当時60歳のG. S. ブリンドリー教授の演題は「勃起不全の血管作動性療法」だった。ペニスに薬剤を注入する新たな治療法を講演する予定だったブリンドリー教授は、演壇から舞台前方に歩み寄ってパンツを下ろし、自身の研究結果として、「腫脹の程度をじかに確認できる」機会を提供しようとしたのだ。ところ変わってイギリスの某大学、とある研究室からは、「ファック、ファック、ファック……」という声が聞こえてくる。これは本書の著者リチャード・スティーヴンズの研究室で、汚い罵り言葉が痛みへの耐性を高めることを実験していたのだった。人間は未だ謎の宝庫だ。翌朝が大事な会議でも深酒し、セックスに心をかきみだされる。刺激を求めてバンジージャンプをする。「クソ野郎!」と叫んで高速道路をかっ飛ばす。――人間は、なぜ世間が眉をひそめるようなことをついやってしまうのか? ――わからない……なぜなのか……知りたければ実験だ!世の中の謎を解こうと、世界中の研究者たちが日夜実験に没頭している。イカのセックスを観察したり、ラットの勃起回数を計測したり、自らスカイダイビングまでする。主流科学の陰にひっそりと咲くちょっと変わった科学研究に着目した心理学者が、一部の悪癖には隠れた効用があることを示す研究成果の数々をユーモラスに紹介する。