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ミラーニューロン 新装版
ジャコモ・リゾラッティ,
コラド・シニガリア
著
柴田裕之
翻訳
茂木健一郎
監修
発行年月 |
2023年05月 |
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言語 |
日本語 |
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媒体 |
冊子 |
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ページ数/巻数 |
221p,30p |
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大きさ |
19cm |
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ジャンル |
和書/生命科学、医学、農学/基礎医学/生理学 |
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ISBN |
9784314011990 |
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商品コード |
1036229333 |
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NDC分類 |
491.371 |
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本の性格 |
学術書 |
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新刊案内掲載月 |
2023年07月2週 |
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商品URL
| https://kw.maruzen.co.jp/ims/itemDetail.html?itmCd=1036229333 |
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著者紹介
ジャコモ・リゾラッティ(著者):ジャコモ・リゾラッティ(Giacomo Rizzolatti)
1937年生まれ。世界的に有名な神経生理学者。パルマ大学名誉教授。1990年代初め、同大の人間生理学教授、神経科学科長として指揮した研究チームがミラーニューロンを発見。大脳皮質の運動系とミラーニューロンに関する研究は、「サイエンス」「ニューロン」「米国科学アカデミー紀要」「パブリック・ライブラリー・オヴ・サイエンス」「ブレイン」「トレンズ・イン・ニューロサイエンスィズ」などの権威ある科学専門誌に掲載され、認知科学の議論に重大な影響を与えてきた。2006年当時、欧州学術院会員、アカデミア・ナツィオナーレ・デイ・リンチェイ会員、アメリカ芸術科学アカデミー外国人名誉会員、フランス科学アカデミー外国人名誉会員、フィッセン財団科学委員。おもな受賞歴にゴルジ生理学賞、認知神経生理学会ジョージ・ミラー賞、2007年度グロマイヤー心理学賞、アカデミア・ナツィオナーレ・デイ・リンチェイのフェルトリネリ医学賞がある。
コラド・シニガリア(著者):コラド・シニガリア(Corrado Sinigaglia)
1966年生まれ。ミラノ大学科学哲学教授。数年にわたってルーヴァン、パリ、ケルンで知覚の現象学と行為の哲学を研究。科学と数学の歴史、認識論、確率の基礎に関する諸論文の著者でもある。2007年当時、イタリア論理学・科学哲学協会運営委員、科学振興のための「ピエロ・カルディローラ」国際センター会員。
柴田裕之(翻訳):柴田裕之(しばた・やすし)
1959年生まれ。翻訳家。早稲田大学理工学部、アーラム大学卒。訳書にハラリ『ホモ・デウス』『サピエンス全史』(以上、河出書房新社)、ベジャン『流れとかたち』『流れといのち』『自由と進化』、コーク『身体はトラウマを記録する』(以上、紀伊國屋書店)、コルカー『統合失調症の一族』(早川書房)、ガロー『格差の起源』(監訳、NHK出版)、ファーガソン『大惨事の人類史』(東洋経済新報社)ほか多数。
茂木健一郎(監修):茂木健一郎(もぎ・けんいちろう)
1962年生まれ。ソニーコンピュータサイエンス研究所シニアリサーチャー。東京大学大学院特任教授。専門は脳科学、認知科学。著書に『脳とクオリア』(講談社学術文庫)、『脳と仮想』(第4回小林秀雄賞、新潮社)、『今、ここからすべての場所へ』(第12回桑原武夫学芸賞、筑摩書房)、『クオリアと人工意識』(講談社現代新書)ほか。IKIGAIやNAGOMIに関する英語の著作が多くの言語に翻訳されている。
内容
1990年代初頭に、自分がある行為をしているときも、他者がその行為をしているのを見ているだけのときも、同じように活性化する脳の神経細胞が見つかった。鏡のように他者の行為を映すことから“ミラーニューロン”と名付けられたこの神経細胞の発見は「DNAの発見にも匹敵する」とも言われ、脳科学のみならず、心理、教育、社会学、人類学、芸術など様々な分野に今なお衝撃を与え続けている。学習や模倣、コミュニケーション、さらには情動の伝播・共有を説明する鍵として注目を集めるミラーニューロンの発見過程と秘めたる可能性を、発見者自らが科学的に解き明かす。