内容

目次

1. 周期表とは何か 全118元素「最新 周期表」をながめてみよう あらゆるものは「元素」に還元できる 元素はみんな，ばらばらな性格？ カードゲームで「周期表」をひらめいた 新しい仲間を加えて大きくなる周期表 原子に含まれる陽子の数ごとに並んでいる 原子量が“中途半端”になるわけ 原子の中の電子は層に分かれて存在する 周期表の上側に元素が少ないのはなぜ? 118種類の元素はいつ，どこで発見された? 元素名の由来① 神話や人名に由来するもの 元素名の由来② 地名や天体名に由来するもの 元素名の由来③ 鉱物名や見た目に由来するもの ちょっと変わった「元素名」の由来 宇宙で最初に生まれた元素 星の中で生みだされる重い元素 宇宙の元素存在度はジグザグになる コーヒーブレーク　元素と原子はどうちがう？ 2. 周期表で読み解く元素の性質 元素の個性は「電子」が決める 「横」に並ぶ元素には共通点がある 「縦」に並ぶ元素は性質が似ている コーヒーブレーク　地球にはどんな元素が多い? 1族 はげしく化学反応する「アルカリ金属」 2族 体内でもはたらく「アルカリ土類金属」 3～11族は似た性質の大家族 3族 放射線を出してこわれてしまう「アクチノイド」 4族 特殊な性質をもつ「チタン族元素」 5族 熱に強い合金をつくる「バナジウム族元素」 6族 「かたい金属」を実現する「クロム族元素」 7族 マンガン以外は希少な「マンガン族元素」 コーヒーブレーク　人の手で生みだされた元素たち 8～10族 人類の文明を発展させた「鉄族元素」 8～10族 触媒として社会を支える「白金族元素」 11族 実は高性能な「銅属元素」 12族 人体に不可欠だが，有害でもある「亜鉛族元素」 13族 青色LEDの要となった「ホウ素族元素」 14族 IT社会に欠かせない「炭素族元素」 15族 窒素とリンは生命に必須 「窒素属元素」 16族 多くの鉱物をつくる「酸素属元素」 17族 はげしく反応して「塩」をつくる「ハロゲン」 18族 反応をおこさない孤高の気体「貴ガス」 コーヒーブレーク　海水と血液の成分は似ている 3. イオンの性質を周期表でみてみよう 電子を放出して「陽イオン」になる 電子を受けとって「陰イオン」になる 食塩の粒はイオンの結晶 同じ族の元素は似たイオンになる 左下の元素ほど，陽イオンになりやすい 右上の元素ほど，陰イオンになりやすい 食塩はなぜ水にとけるのだろう？ イオンが活躍 電池の祖先「ボルタ電池」 さまざまなイオンがはたらく「マンガン電池」 脳は，イオンを使って信号を伝達する コーヒーブレーク　周期表が生んだ電池の新材料 4. 周期表の大部分を占める金属元素 金属の原子は「自由電子」によって結びついている 金属が輝くのは電子のはたらき 金属が電気や熱を伝えやすいわけ どの金属も磁石にくっつく？ レアメタルは，なぜ「レア」なのか？ 独特な性質をもつ重要元素「レアアース」 金属と非金属の間には半導体がある 元素は何番まで存在できるのか コーヒーブレーク　ロール状や上からのぞく不思議な周期表