丸善のおすすめ度
クォーク・グルーオン・プラズマの物理~実験室で再現する宇宙の始まり~(基本法則から読み解く物理学最前線 3)
秋葉 康之
著
須藤 彰三,
岡 真
監修
発行年月 |
2014年04月 |
---|
|
|
言語 |
日本語 |
---|
媒体 |
冊子 |
---|
|
|
ページ数/巻数 |
7p,184p |
---|
大きさ |
21cm |
---|
|
ジャンル |
和書/理工学/物理学/原子物理学 |
---|
|
|
ISBN |
9784320035232 |
---|
|
商品コード |
1015362380 |
---|
NDC分類 |
429.6 |
---|
|
|
本の性格 |
テキスト |
---|
|
新刊案内掲載月 |
2014年05月3週 |
---|
|
商品URL
| https://kw.maruzen.co.jp/ims/itemDetail.html?itmCd=1015362380 |
---|
内容
宇宙初期に存在していた超高温物質QGPが最近実験的に作り出せるようになった。このQGPについて,実験の最新成果を含めて詳しく解説している。
本書は,QGPが人工的に作れるようになってからの日本語によるQGPの解説書としては,最初のものである。
内容は,多数の図を用いてわかりやすく,理工系の大学生以上向けに,やさしく解説している。特に,予備知識なしでも理解できるように,クォークとグルーオン,相対論的運動学,クォークとグルーオン間の力学である量子色力学について,最初の1/3を割いて解説している。また,QGP生成の手段である,高エネルギー原子核衝突実験と,その測定量について詳しく説明し,衝突型加速器RHICでのQGP発見についても,特に,発見上重要な実験データを原著論文から多数紹介しながら,詳しく解説している。
著者は,RHICでのQGP研究の2大実験の一つであるPHENIX実験の副実験代表者であり,RHICでの研究により,2011年仁科記念賞を受賞している。