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越境する認知科学<3> 信号、記号、そして言語へ

佐治 伸郎  著

日本認知科学会  編
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価格 \3,740(税込)         

発行年月 2020年02月
出版社/提供元
言語 日本語
媒体 冊子
ページ数/巻数 11p,298p
大きさ 20cm
ジャンル 和書/理工学/情報学/情報理論
ISBN 9784320094635
商品コード 1031358846
NDC分類 007.1
基本件名 認知科学
本の性格 学術書/学生用
新刊案内掲載月 2020年04月2週
商品URL
参照
https://kw.maruzen.co.jp/ims/itemDetail.html?itmCd=1031358846

内容

 私たちはコミュニケーションにおいて様々な情報を他者とやりとりする。たとえば身振りや声の大きさの変化は他者に興奮の度合いを伝達するであろうし,視線の移動や指さしは他者の注意をその時その場にある何かに向けさせるだろう。また,言語には眼前の他者だけではなく過去にその社会の成員がどのように世界を眺めてきたかが体系化され埋め込まれているために,言語を習得することは過去における他者の視点を自らに写し取ることを可能にする。
 本書は,子どもと大人がコミュニケーションを通じ,過去と現在とをつなぐ意味づけの仕方,すなわち意味の体系をどのように構築するのかを探ることを目的とする。本書の特色として次の2点を挙げることができる。第一に,子どもが言語的意味を発見するに至るまでの過程を,子どもと大人の信号的コミュニケーションおよび記号的コミュニケーションの発達という2つの観点から議論する。第二に,子どもが言語的意味を当該社会の成員に近接させていく過程を,子どもと大人が互いに同じ情報が共有されている状態をどのように保持しようとするかという学習一般の観点から論じる。このような議論が,広く言語習得に関心のある読者に何かしらの新しい視点を提供できれば幸いである。

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