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目次

目次 はしがき 序章　課題と概要［福井清一］ 　1．本書の目標と特徴 　2．本書の構成と内容の要約 　引用文献 第Ⅰ部　インフォーマルな農村制度と市場 第1章　中部ジャワにおける分益小作制度の存立要因――フィールド実験による検証［高篠仁奈・福井清一・ムリョ，ジャンクン・ハンドヨ］ 　はじめに 　1．調査地域における農業・小作契約の特徴 　2．実験ゲームと期待効用理論の検証 　おわりに 　引用文献 第2章　カンボジア農村における家計のリスク対応――社会的ネットワークと仕送りの保険機能に着目して［福井清一・三輪加奈］ 　はじめに 　1．調査地域におけるリスク対応方法と社会的ネットワーク，出稼ぎ労働 　2．ショックへの対応方法の決定因に関する計量分析 　おわりに 　引用文献 第3章　借入行動とカースト制度，リスク対応，および，時間割引率――西ベンガル州における調査結果より［高篠仁奈・マハラジャン，ケシャブ・L.・　福井清一］ 　はじめに 　1．調査村の概要 　2．分析の枠組みと実証分析 　おわりに 　引用文献 第4章　貧困層の社会的ネットワークとArisanの役割――中部ジャワ農村における事例［高篠仁奈・福井清一・ムリョ，ジャンクン・ハンドヨ］ 　はじめに 　1．調査地の概要 　2．資金需要に対応するためのネットワーク 　3．ショックへの対応方法の決定因に関する計量分析 　おわりに 　引用文献 第5章　中国農村における農地流動化と社会関係資本［浅見淳之］ 　はじめに 　1．中国農村の社会関係資本のデザイン 　2．農地流動化に見る社会関係資本 　おわりに 　引用文献 補論　「信頼」の指標とリスク選好・社会的選好の関係について――ジャワ農村におけるフィールド実験より［福井清一・高篠仁奈・ヘリアント，アグン］ 　はじめに 　1．調査地の概要 　2．「信頼」の指標とリスク回避度，利他性指標の関係に関する計量分析 　おわりに 　引用文献 　附論　フィールド実験の方法 第Ⅱ部　フォーマルな農村制度と農村発展 第6章　中国における村ぐるみ郷村観光経営体の構造と役割［宮崎猛・髙田晋史］ 　はじめに 　1．調査地の概要と郷村観光の発展経緯 　2．村ぐるみ郷村観光経営体と農家楽経営 　3．村ぐるみ郷村観光経営体の類型別役割と展開方向 　4．組織構造から見た村ぐるみ郷村観光経営体の類型化と展開方向 　引用文献 第7章　インドにおけるマイクロファイナンス――高度経済成長下のその実態，役割，および限界［藤田幸一・佐藤慶子］ 　はじめに 　1．調査村の概要と就業構造 　2．調査村における自助グループの導入とその意義 　3．調査村の信用市場とSHGの意義 　おわりに 　引用文献 第8章　カンボジアにおける小口健康保険と健康との相互関係――リスク選好と時間選好を考慮に入れて［三輪加奈・福井清一］ 　はじめに 　1．調査地域・標本家計とSKYプログラムの概要 　2．保険購入意思決定の要因と保険購入の効果に関する実証分析 　おわりに――要約と政策的含意 　附論 　付記 　引用文献 第9章　インド アーンドラ・プラデーシュ州における穀物の公的分配が熱量摂取に及ぼす影響［首藤久人・ムカジー，アニト・ナス］ 　はじめに 　1．インドにおける公的分配システム（PDS） 　2．既存研究の紹介 　3．推定枠組み 　4．推定結果 　おわりに 　付記 　引用文献 第10章　発展途上国における農民の技術革新・技術選択――サーベイ［不破信彦］ 　はじめに 　1．農業の技術革新・技術選択に関する実証研究の第一世代 　2．農業の技術革新・技術選択に関する研究の第二世代 　おわりに 　引用文献 第11章　リスク，時間選好と農業の技術選択――ラオス，ボロベン高原のコーヒー生産を事例に［ポンタボン，ソンブーミー・福井清一］ 　はじめに 　1．調査村の概要と標本農家の特性 　2．計量分析 　おわりに 　引用文献 　補論A．実験の手順 　補論B．家計の信用制約 第Ⅲ部　経済成長と貧困削減――カンボジアにおける出稼ぎ労働 第12章　カンボジア農村における社会関係資本と出稼ぎ意思――家族支援と友人支援の効果［矢倉研二郎・大野昭彦］ 　はじめに 　1．理論的背景と仮説 　2．データ 　3．計量分析 　おわりに 　引用文献 　付属資料　計量モデル（Bivariate ordered probit model） 終章　新興アジアの農村発展に向けて［福井清一］ 　1．本書の主要な研究成果 　2．フォーマルな制度設計の課題と可能性 おわりに 引用文献 索引 執筆者一覧