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条件なき平等~私たちはみな同類だと想像し、同類になる勇気をもとう~
レジャーヌ・セナック
著
井上 たか子
翻訳
発行年月 |
2021年04月 |
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言語 |
日本語 |
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媒体 |
冊子 |
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ページ数/巻数 |
3p,141p,5p |
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大きさ |
20cm |
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ジャンル |
和書/社会科学/社会学/家族・世代 |
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ISBN |
9784326654284 |
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商品コード |
1032867477 |
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NDC分類 |
367.235 |
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本の性格 |
学術書 |
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新刊案内掲載月 |
2021年05月5週 |
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商品URL
| https://kw.maruzen.co.jp/ims/itemDetail.html?itmCd=1032867477 |
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著者紹介
レジャーヌ・セナック(著者):レジャーヌ・セナック(Réjane Sénac)
フランス国立科学研究センターCNRS・パリ政治学院政治学研究センターCevipof研究主任。パリ政治学院ジェンダー研究・教育プログラムPRESAGEの運営委員として、教鞭もとる。2013年から2019年まで女男平等高等評議会HCEfhのパリテ部門代表。著書として、『性別による秩序――女・男不平等の認識 L'ordre sexué :la perception des inégalités femmes-hommes』(PUF社、2007年)、『パリテLa Parité』(PUF社、クセジュ文庫、2008年)、『条件付きの平等――ジェンダー、パリテ、多様性L'égalité sous conditions. Genre, parité, diversité』(シアンスポ出版、2015年)など。
井上 たか子(翻訳):井上 たか子(いのうえ たかこ) 獨協大学名誉教授。訳書にシモーヌ・ド・ボーヴォワール『決定版第二の性』(共訳、新潮社、1997年)、同『モスクワの誤解』(人文書院、2018年)、フランソワーズ・エリチエ『男性的なもの/女性的なもの Ⅰ、Ⅱ』(共訳、明石書店、2017年、2016年)、イレーヌ・テリー『フランスの同性婚と親子関係:ジェンダー平等と結婚・家族の変容』(共訳、明石書店、2019年)、レジャーヌ・セナック『条件なき平等』(勁草書房、2021 年)、編著書に『フランス女性はなぜ結婚しないで子どもを産むのか』(勁草書房、2012年)などがある。
内容
経済的、社会的メリットになる限りでの平等? そんな条件つきの平等はいらない。差異をもちつつ同類で平等だと認めていくために。
フランス共和国の標語「自由・平等・友愛」は、実は「兄弟=白人男性」たちが「兄弟ではない者=非男性、人種化された者」たちへの差別を再生産する構造を隠しもつ「神話」でしかない。特異性(差異)が差別を正当化する方法を見つけ、構造を変えることで、特異性のただなかで特異性を表明しつつ、皆が同類で条件なしに平等であるあり方を探る。