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日本人と英語~もうひとつの英語百年史~ 

斎藤 兆史  著

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価格 \2,200(税込)         

発行年月 2007年09月
出版社/提供元
言語 日本語
媒体 冊子
ページ数/巻数 248p
大きさ 20
ジャンル 和書/人文科学/言語学/英語
ISBN 9784327377205
商品コード 0107079773
NDC分類 830.7
基本件名 英語教育-歴史
商品URL
参照
https://kw.maruzen.co.jp/ims/itemDetail.html?itmCd=0107079773

著者紹介

斎藤 兆史(著者):斎藤兆史(さいとう よしふみ)
1958年、栃木県生まれ。東京大学大学院人文科学研究科修士課程修了。ノッティンガム大学英文科博士課程修了。現在、東京大学大学院総合文化研究科准教授。専攻は英語文体論。著書に『英語達人列伝』『日本人のための英語』『英語襲来と日本人』『英語の作法』など。

内容

日本人はなぜこれほどまでに英語を愛し、憎んできたのか。ブームと不要論とを繰り返してきた、この百年の日本人と英語の関わりの根本的問題を考える。

「受験英語」の誕生/英語教育の大衆化/夏目漱石の英語教育論/大正デモクラシーと音声重視の英語教育改革/英語廃止論/敵性語から敵国語へ/戦時下の英語研究/戦後英語ブームとカムカム英語/学習指導要領とコミュニケーション中心主義/英語教育大論争/平成の英語教育行政大改革/英語産業の栄枯盛衰/これからの日本人と英語

<目次>
まえがき
 
第一章 明治後期の英語
「百年史」前史――江戸編/「百年史」前史――明治編/百年史の幕開け/英語雑誌に見る明治後期の英語事情/「受験英語」の誕生?/明治末期の英語教科書と英語辞書/夏目漱石と岡倉由三郎の英語教育論
 
第二章 大正時代の英語
明治から大正へ/市河三喜『英文法研究』/大正前期の英語事情/大正デモクラシーと音声重視の英語教育改革/パーマーの理論と現在の実用コミュニケーション中心主義との違い/大正の英語教材/研究社「英文学叢書」/英語廃止論
 
第三章 昭和時代前期の英語――戦前・戦中
英語廃止論に対する反論/昭和初期の英語教科書から何が見えるか/昭和初期の受験参考書から何が見えるか/パーマーのその後とホーンビー/ベーシック・イングリッシュ/敵性語から敵国語へ/太平洋戦争中の英語教育・研究
 
第四章 昭和時代後期の英語
終戦直後の英語ブームとカムカム英語/終戦後の英語教科書/英語・英文学者の自己批判――中野・市河論争/英語教育の立て直しと制度的変革/「役に立つ英語」論争と実業界・経済界からの圧力/フリーズとパタン・プラクティス・ブーム/英米の言語戦略とコミュニケーション中心主義/平泉・渡部論争/英語関連学問分野の専門分化/昭和後期の「受験英語」/迷走するコミュニケーション中心主義
 
第五章 平成の英語
反英語帝国主義論/語学行政に入り込んだ実践コミュニケーション主義/英語第二公用語論/「英語が使える日本人」の育成/小学校英語教育のゆくえ/語学哲学に基づく英語教育改善策
 
私の英語学習・教育体験(昭和四四~平成一九年)――あとがきに代えて
 
参考文献
年表 日本人と英語の百年史
索引

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