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ナチ 本の略奪

アンデシュ・リデル  著

北條 文緒, 小林 祐子  翻訳
在庫状況 有り  お届け予定日 3~4日  数量 冊 
価格 \3,520(税込)         

発行年月 2019年07月
出版社/提供元
言語 日本語
媒体 冊子
ページ数/巻数 431p
大きさ 22cm
ジャンル 和書/人文科学/歴史学/ドイツ・オーストリア・スイス史
ISBN 9784336063212
商品コード 1030590187
NDC分類 234.074
基本件名 ナチス
本の性格 学術書/学生用
新刊案内掲載月 2019年09月1週
書評掲載誌 毎日新聞 2019/09/08、読売新聞 2019/12/22
商品URL
参照
https://kw.maruzen.co.jp/ims/itemDetail.html?itmCd=1030590187

著者紹介

アンデシュ・リデル(著者):ジャーナリスト、編集者、ノンフィクション作家。主要なスウェーデン・メディア・グループの文化部門の責任者。14の新聞社の芸術と文化分野を担当する。

内容

ナチが略奪したのは美術品だけではなかった。世界を思想的にも制覇しようという彼らの野望にとって、厖大な量の本や資料を略奪し、それを用いて「敵」を研究し尽くすことが、不可欠な手段だった。
 ナチは野蛮な知の破壊者ではなかった。「敵」を知るために厖大な本や資料を読み尽くし、それを利用し歪曲して、ナチの視点から世界史を書き換えるという壮大な目論みが、本の略奪の動機だった。
 戦争末期の混乱のなかで、ナチが略奪した大量の本は失われ、叢書やコレクションは四散した。戦後ソ連に運ばれたまま戻らぬ本も多い。ドイツの多くの図書館は、失われた叢書を補填すべく、出所を確かめぬまま略奪本を受け入れた。今世紀、そのような略奪本を洗い出し、もとの所有者やその子孫に返還する運動が進行中である。 
著者はヨーロッパ各地を訪れ、本の略奪、蔵書の消滅や四散、そして返還の現在を、新資料とともに検証する。
スウェーデン「Foundation Bengt Janson's Memorial Fund Prize 2018」受賞作品。

このような歴史は、今なおわれわれを驚愕させる。研究者たちが新たな問題を掘り起こし、新たな手がかりを辿ると、初めて明るみに出る事実が今なお存在する。(シカゴ・トリビューン紙)
思想史、探偵小説、略奪本返還運動の記録が渾然一体となったこの本は、読者の興味をかきたてずにはおかない。 (ロサンジェルス・レビュー・オブ・ブックス)

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