音声コミュニケーションと障がい者(音響サイエンスシリーズ 22)
市川 熹, 長嶋 祐二, 岡本 明, 加藤 直人, 酒向 慎司, 滝口 哲也, 原 大介, 幕内 充 著
内容
目次
1.障がいと「ことば」 1.1 障がいの種類と「ことば」に求める条件 1.1.1 障がいの種類 1.1.2 コミュニケーション障がい者が「ことば」に求める条件 1.1.3 障がい者が用いている「対話のことば」 1.2 言語学の視点からの共通性 1.2.1 言語の特徴 1.2.2 文法 1.3 物理レベルから見た「ことば」の共通特性 1.3.1 音韻構造と精神的負担 1.3.2 プロソディ 1.3.3 各メディアにおけるリズムの実体化 1.3.4 分析的リズム 1.3.5 対話における実時間性 1.3.6 発話者情報 引用・参考文献 2.音声とコミュニケーション障がい 2.1 障がい者と音声 2.1.1 発話系の障がい 2.1.2 聴覚系の障がい 2.1.3 視覚障がいへの支援 2.1.4 盲ろう 2.1.5 言語障がい,吃音 2.1.6 肢体不自由 2.1.7 高齢者の生活支援 2.1.8 音声による障がいなどの診断 2.2 音声合成および音声認識技術の概要とAI技術 2.2.1 音声合成技術 2.2.2 音声認識技術 2.2.3 AI技術と音声 2.3 音声技術による支援の例:構音障がい 2.3.1 構音障がい者の音声特徴 2.3.2 話者性を維持した声質変換・音声合成 引用・参考文献 3.コミュニケーション障がいと脳機能 3.1 音声・手話に共通な脳の言語処理構造の概要 3.2 脳損傷による言語障がい 3.2.1 失語症 3.2.2 構音障がい 3.2.3 右半球症状 3.2.4 鳴禽類の脳破壊によるさえずり障がい 3.3 自閉スペクトラム症の言語障がい 3.4 吃音 3.5 手話の障がい 3.5.1 手話失語 3.5.2 手話の吃音 3.5.3 手話と自閉スペクトラム症 3.6 日本語特有の言語障がい 3.6.1 漢字仮名問題 3.6.2 文末助詞 引用・参考文献 4.聴覚障がいと手話 4.1 コミュニケーション手段としての手話 4.1.1 聴覚障がいとは 4.1.2 聴覚障がい者と手話 4.2 音声言語と手話の自動翻訳 4.2.1 音声言語から手話への自動翻訳 4.2.2 手話から音声言語への翻訳 4.3 データからの手話文自動生成 4.4 人的支援による手話サービス 引用・参考文献 5.盲ろう者と触覚言語 (触手話,指点字,指文字) 5.1 盲ろう者 5.1.1 盲ろう 5.1.2 盲ろう者のタイプ 5.1.3 盲ろう者の困難さ・不便さ 5.2 触覚言語 5.2.1 触覚 5.2.2 盲ろう者のコミュニケーション 5.2.3 盲ベースのコミュニケーション手段 5.2.4 ろうベースのコミュニケーション手段 5.2.5 発話者情報・感情情報 5.2.6 触覚言語の対話速度 5.3 支援機器・技術 5.3.1 実時間対話支援技術の条件 5.3.2 盲ろう者支援技術 5.4 先天性全盲ろう児の言語教育 5.4.1 先天性全盲ろう児教育の海外事例 5.4.2 先天性全盲ろう児教育の国内事例 引用・参考文献 6.障がいのある人との対話 6.1 対話時の配慮 6.1.1 相互困難状態,相互輔生 6.1.2 基本的配慮 6.1.3 具体的配慮事項 6.2 精神的負担と生活の質 6.2.1 ユニバーサルデザインプロダクツとオーファンプロダクツ 6.2.2 コミュニケーションにおける精神的負担 6.2.3 生活の質(QOL) 6.3 付随的障がい 6.3.1 二次障がい 6.3.2 職業病 引用・参考文献 あとがき 索引
カート
カートに商品は入っていません。