著者紹介
チャールズ・バーニー(著者):イギリスのオルガン奏者、音楽学者。1726年イングランド中西部シュルーズベリに生まれる。各地のオルガン奏者を務めながら、博物学的教養と好奇心によって数多くの文人と交わる。音楽史執筆のため二度にわたる大陸旅行を敢行し(1770年:フランス、イタリア。1772年:ドイツ、オーストリア、ネーデルラント)、その記録をそれぞれ『フランスとイタリアの音楽の現状』(1771年)、『ドイツ、ネーデルラントおよびオランダ共和国の音楽の現状』(1773年)として出版。1776年に『古代から現代に至る総合音楽史』(全4巻)の刊行を開始(1789年に完結)。1814年ロンドンにて死去。
小宮 正安(翻訳):ヨーロッパ文化史・ドイツ文学研究家。横浜国立大学(大学院都市イノベーション研究院・都市科学部)教授。著書に『ウィーン・フィル――コンサートマスターの楽屋より』(アルテスパブリッシング)、『コンスタンツェ・モーツァルト――〈悪妻〉伝説の虚実』(講談社選書メチエ)、『名曲誕生――時代が生んだクラシック音楽』(山川出版社)、『音楽史 影の仕掛人』『オーケストラの文明史――ヨーロッパ3000年の夢』(春秋社)、『モーツァルトを「造った」男――ケッヘルと同時代のウィーン』(講談社現代新書)、『愉悦の蒐集――ヴンダーカンマーの謎』(集英社新書)など多数。