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乳母の文化史~一九世紀イギリス社会に関する一考察~
中田 元子
著
発行年月 |
2019年01月 |
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言語 |
日本語 |
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媒体 |
冊子 |
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ページ数/巻数 |
286p |
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大きさ |
20cm |
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ジャンル |
和書/人文科学/歴史学/イギリス・アイルランド史 |
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ISBN |
9784409140673 |
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商品コード |
1029227016 |
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NDC分類 |
233.06 |
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本の性格 |
学術書 |
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新刊案内掲載月 |
2019年03月2週 |
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商品URL
| https://kw.maruzen.co.jp/ims/itemDetail.html?itmCd=1029227016 |
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著者紹介
中田 元子(著者):筑波大学人文社会系教授。博士(文学)。専門は19世紀イギリス小説・文化。共著に「帝国と文化」等。
内容
授乳はいつから母の仕事になったのか?
乳母、この忘れられた存在から見えてくる驚きの社会文化史
自らの子どもに母乳を飲ませること、現代では自明となったこの行いが定着するまでの歴史はそう単純ではない。本書ではヴィクトリア朝イギリスを舞台に、いまでは忘れられた「乳母」という存在を切り口に、さまざまな社会的、文化的事象を分析。女王から労働者階級、現実社会から文学作品まで、そして乳母の復活ともいえる現代の母乳ビジネスまでをも視野に入れた考察は、数々の母性神話、育児神話を見直すきっかけとなるだろう。日本近世近代の育児論を分析した補論も収録する、注目の研究成果。
「授乳という行為の目的はただひとつ、赤ん坊に栄養を与え成長させることである。それは現在では、産みの母が行うのが当然で自然であると多くの人が考えている。しかし、この明白な目的と担当者をもつようにみえる行為は、社会や文化による介入を受け、現実には予想通り実行されるものではなくなるようだ。本書では、「乳母」という授乳を職業とした存在を切り口に、授乳をめぐる絡み合った事情に分け入って多角的に検討し、授乳の文化性を明らかにしたい。」(本書より)