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女性たちの保守運動~右傾化する日本社会のジェンダー~
鈴木 彩加
著
発行年月 |
2019年12月 |
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言語 |
日本語 |
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媒体 |
冊子 |
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ページ数/巻数 |
342p |
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大きさ |
20cm |
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ジャンル |
和書/社会科学/政治学/政治思想史・政治理論 |
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ISBN |
9784409241288 |
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商品コード |
1031284006 |
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NDC分類 |
311.4 |
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本の性格 |
学術書 |
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新刊案内掲載月 |
2020年02月3週 |
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書評掲載誌 |
毎日新聞 2020/03/15、朝日新聞 2020/03/21 |
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商品URL
| https://kw.maruzen.co.jp/ims/itemDetail.html?itmCd=1031284006 |
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著者紹介
鈴木 彩加(著者):鈴木 彩加(すずき・あやか)
1985年生まれ。大阪大学大学院人間科学研究科博士後期課程修了。博士(人間科学)。現在、大阪大学大学院人間科学研究科招へい研究員。主な著書に、“Uncustomary Sisterhood: Feminist Research in Japanese Conservative Movements”(Toscano, Emanuele, ed., 2019, Researching Far-Right Movements: Ethics, Methodologies, and Qualitative Inquiries, Routledge.)、「国を感じる」(入戸野宏編『シリーズ人間科学3 感じる』大阪大学出版会)ほか。2020年『女性たちの保守運動』にて第20回大佛次郎論壇賞受賞。
内容
第20回大佛次郎論壇賞受賞!
彼女たちはなぜ立ち上がるのか
活発化する保守運動に、ジェンダーの視点から迫る
「家族」「性差」を強調する保守に、その社会的抑圧を経験した女性が、なぜ合流するのか。 本書はその実態に、戦後の保守運動史、現代フェミニズム理論、保守派の言説分析、保守団体へのフィールドワークという四つの視点から迫ってゆく。女性による保守運動に内在するアンビバレンスを明らかにし、ジェンダー論にも新たな視角をもたらす社会学研究の力作。
「保守運動内において、女性参加者たちの独自の主張は必ずしもつねに認知されているわけではなく、他の男性参加者の声が優先され女性たちの声は埋もれてしまいがちである。しかし、これまで論じてきたように、保守運動の参加者のジェンダーに着目するならば保守運動は一枚岩ではないことが分かる。女性たちの保守運動は両義的な存在であり、他の男性中心団体や男性参加者と同じ主張を掲げる一方で、彼らと対立する側面も併せ持っているのである。」(本書より)