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コロナとオリンピック~日本社会に残る課題~
石坂 友司
著
発行年月 |
2021年07月 |
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言語 |
日本語 |
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媒体 |
冊子 |
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ページ数/巻数 |
222p |
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大きさ |
19cm |
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ジャンル |
和書/社会科学/スポーツ・健康科学/スポーツ・健康科学 |
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ISBN |
9784409241431 |
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商品コード |
1033339889 |
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NDC分類 |
780.69 |
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本の性格 |
学術書 |
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新刊案内掲載月 |
2021年08月3週 |
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書評掲載誌 |
日本経済新聞 2021/08/07、産経新聞 2021/11/07 |
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商品URL
| https://kw.maruzen.co.jp/ims/itemDetail.html?itmCd=1033339889 |
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著者紹介
石坂 友司(著者):石坂友司(いしざか・ゆうじ)
1976年北海道生まれ。筑波大学大学院博士課程体育科学研究科単位取得退学。博士(体育科学)。現在、奈良女子大学研究院生活環境科学系准教授。専門はスポーツ社会学、歴史社会学。著書に『現代オリンピックの発展と危機1940-2020』(人文書院)、共編著に『〈オリンピックの遺産〉の社会学』(青弓社)、『オリンピックが生み出す愛国心』(かもがわ出版)、『〈ニッポン〉のオリンピック』(青弓社)、『一九六四年東京オリンピックは何を生んだのか』(青弓社)、『未完のオリンピック』(かもがわ出版)、共著に『21世紀のスポーツ社会学』(創文企画)、『幻の東京オリンピックとその時代』(青弓社)など。
内容
コロナ禍を経て問い直す、五輪の意義
おびただしい問題の数々と混乱の日々を経験したいま、私たちはこれまでとは異なる視点でオリンピックと向き合っている。この混乱を機に、オリンピックと社会を変えていくことはできるのか。本書では、延期決定以後の経緯を整理するとともに、震災復興、都市開発、女性差別など、浮かび上がった日本社会の問題を析出し、今後のオリンピックのあり方を検討する。五輪研究の第一人者による緊急提言。
「今大会を通して明らかになったのは、オリンピックは社会におけるさまざまな諸問題を、明確に、かつ単純化して、私たちの目の前にさらけ出してくれることである。その費用が数兆円にも及ぶ開催費用とはなんとも高価な代償ではあるが、ここ数年で日本社会が抱える問題の多くが露呈してきた。それを変えるために利用しない手はないだろう。オリンピックという理念的な審級に照らして、私たちの社会を検証していくという方法である。」(本書より)