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スマート・イナフ・シティ~テクノロジーは都市の未来を取り戻すために~
ベン・グリーン
著
中村 健太郎,
酒井 康史
翻訳
発行年月 |
2022年08月 |
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言語 |
日本語 |
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媒体 |
冊子 |
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ページ数/巻数 |
292p |
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大きさ |
19cm |
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ジャンル |
和書/社会科学/政治学/現代政治・行政学 |
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ISBN |
9784409241493 |
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商品コード |
1034786909 |
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NDC分類 |
318.953 |
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本の性格 |
実務向け |
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新刊案内掲載月 |
2022年10月1週 |
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書評掲載誌 |
日本経済新聞 2022/11/05 |
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商品URL
| https://kw.maruzen.co.jp/ims/itemDetail.html?itmCd=1034786909 |
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著者紹介
ベン・グリーン(著者):ベン・グリーン
Ben Green/ミシガン大学ソサエティ・オブ・フェロー博士研究員。ジェラルド・R・フォード公共政策大学院助教授。ハーバード大学で応用数学の博士号を取得。アルゴリズムの公正さ、人間とアルゴリズムの相互作用、AI規制を中心に、政府のアルゴリズムがもたらす社会的・政治的影響について研究を行う。ハーバード大学バークマン・センターにてアフィリエイト、民主主義とテクノロジーセンターにてフェローを兼任。
中村 健太郎(翻訳):中村 健太郎(なかむら・けんたろう)
1993年生まれ。NPO法人CHArプログラマ、東京大学学術専門職員を経て、現在東京大学大学院 情報学環・学際情報学府 学際情報学専攻に在籍。主な寄稿に、「Eyal Weizman “Forensic Architecture VIOLENCE AT THE THRESHOLD OF DETECTABILITY” 建築が証言するとき──実践する人権をめざして」(建築討論、2018年11月号)など。
酒井 康史(翻訳):酒井 康史(さかい・やすし)
1985 年生まれ。日建設計/デジタルデザインラボを経て、現在 MIT Media Lab 博士課程兼 リサーチアシスタント。人とテクノロジーの関係を探りつつ、"都市という機械" を対象に研究する。分散ヴァージョン管理システムや新しい民主プロセスを参照し、建築 や都市における集団的合意形成をサポートするシステムの開発に携わる。
内容
AIを駆使したスマート・シティ計画。夢の技術によって都市の問題はすべて片付くのだろうか?我々は技術がすべて解決という「テック・ゴーグル」をつけたテクノロジーの伝道者に踊らされていないだろうか?
本書は、スマート・シティの背後にある政治性を明らかにし、テクノロジーが都市の統治と生活に与える無数の影響に光を当てることを目的としている。多くの失敗例や危険性を明らかにしながら、技術を適切に利用した、公正で民主的な都市のあり方を、行政に詳しい著者が提言する。行政職員はもちろん、現代の都市に住む全ての人々に贈る話題の書。
○目次
1章 スマート・シティ――水平線上の新時代
2章 住みやすい都市――テクノロジーの限界と危険性
3章 民主的な都市――テクノロジーの影響に関する社会的意思決定
4章 公正な都市――機械学習の社会的、政治的基盤
5章 責任ある都市――テクノロジーによる非民主主義的な社会契約を回避する
6章 革新的な都市――都市行政における技術変化と非技術的変化の関係
7章 スマート・イナフ・シティ――過去からの教訓と未来にむけたフレームワーク