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「エクリ」を読む~文字に添って~

ブルース・フィンク  著

上尾真道, 小倉拓也, 渋谷亮  翻訳
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価格 \4,950(税込)         

発行年月 2015年09月
出版社/提供元
言語 日本語
媒体 冊子
ページ数/巻数 282p
大きさ 22cm
ジャンル 和書/人文科学/心理学/精神分析
ISBN 9784409330524
商品コード 1018617912
NDC分類 146.1
基本件名 エクリ
本の性格 学術書
新刊案内掲載月 2015年11月2週
商品URL
参照
https://kw.maruzen.co.jp/ims/itemDetail.html?itmCd=1018617912

著者紹介

ブルース・フィンク(著者):ブルース・フィンク/Bruce Fink/現在、デュケイン大学心理学教授。翻訳に、『ラカン派精神分析入門』(中西之信、椿田貴史、舟木徹男、信友建志訳、誠信書房、2008年)、『精神分析技法の基礎』(椿田貴史、中西之信、信友建志、上尾真道訳、誠信書房、2012年)がある。
上尾真道(翻訳):上尾真道(うえお・まさみち)/1979年福岡県生まれ。京都大学大学院人間・環境学研究科博士後期過程修了。博士(人間・環境学)。現在、立命館大学衣笠総合研究機構専門研究員。共訳書に、ランシエール『平等の方法』(航思社)、フーコー『悪をなし真実を言う ルーヴァン講義1981』(河出書房新社)、ロバン『モンサント』(作品社)など。論文に「精神分析実践とマゾヒズム」(『I.R.S』12号)、「ジャック・ラカン、理論の実践」(『人文学報』103号)など。
小倉拓也(翻訳):小倉拓也(おぐら・たくや)/1985年大阪府生まれ。大阪大学大学院人間科学研究科博士後期課程修了。現在、日本学術振興会特別研究員。共訳書に、ローズ『生そのものの政治学』(法政大学出版局)、フィンク『後期ラカン入門』(人文書院)。論文に、「担われなければならない肉」(『メルロ=ポンティ研究』19号)、「出生外傷から器官なき身体へ」(『フランス哲学・思想研究』18号)、「ドゥルーズにおける「倒錯」の問題」(『年報人間科学』33号)、「ドゥルーズ哲学における「他者」の問題」(『フランス哲学・思想研究』16号)など。
渋谷亮(翻訳):渋谷亮(しぶや・りょう)/1979年福岡県生まれ。大阪大学大学院人間科学研究科博士後期課程修了。博士(人間科学)。現在、成安造形芸術大学講師。共訳書に、フィンク『後期ラカン入門』(人文書院)。論文に、「〈事後性〉の反発達論的な発達論:フロイトの〈心的装置〉と〈事後性〉について」(『教育哲学会』107号)、「フロイトの科学と終わりなき回帰」(『近代教育フォーラム』17号)、「フロイトの子ども論」(博士論文)など。

内容

ラカン『エクリ』(1966年)の初めての完全版英訳者ブルース・フィンクによる、忠実な読解。シニフィアン連鎖を扱った「無意識における文字の審級」、欲望論「主体の転覆」など、ラカンの代表的論文、概念が明晰な読解で甦る。「本書は初の試みとして、ひとつの暗黙の挑戦に取り組もうとするものである。すなわち、ラカンをラカンの言葉にもとづいて読むこと、ラカンのテクストを文字に添ってà la lettre――つまり文字どおりに、かつ文字に向きあって――読むことである。」(フィンク)本書の読解作業は、ラカンの作品のうちに結晶化する文字への感性にたいして、内容の次元からのみならず、実践の次元からも、忠実な応答を試みたものなのである。わたしたち読者もまた文字への感性に忠実に、すなわち「文字に添って」本書を読むことが求められよう。著者の助言どおり、本書の傍らに『エクリ』の仏語原典なり、邦訳なり、英訳なりを用意しつつ、文字から文字へと繰り広げられるラカン読解の妙味を追いかけていただきたい。(「訳者解説」より)

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